ディールのまにまに

1日1つだけうまくなる。テキサスホールデムポーカーに関する事項を書いていきます。Twitter @PariColle_Poker

How To Read Hands at NO-LIMIT HOLDEM 07/20 フィッシュに対して怖いフロップは存在しない

PART 1 ハンドリーディングのコア

フロップでのハンドリーディング

 

ハンドリーディングはフロップから始まる。

フィットオアフォールドのプレイが多い。

絡めばコールやレイズをし、外したときはフォールドする。

  • 複数のストリートで完全なブラフをしない
  • フロップベットにエアでコールし、後のストリートでスクイーズしようとしない
  • エアでフロップベットにレイズしない。またターンベットにエアでレイズしない

ブラフしないということでないが、以下のパターンである。

  • ドローハンドのセミブラフ。フラッシュ・ストレートドローでレイズしてくる
  • フロップでヒットしたハンドのリバーブラフ(ターン・リバーでうまく発展しなかったハンド、ミスドローやスモールペアなど)

 Tip3 もしフロップでコールされたりレイズされたら、相手はフィットしたと予想しよう。相手によっては「フィット」がだいぶルーズなこともある。

このフィットオアフォールドの考え方は、タフプレイヤーには通用しない。

 

イニシアティブがあるとき

 ハンドリーディングはフロップベットに対する相手の反応の理解から始まる。

 Tip4 ハイカード1枚とローカード2枚のドライフロップでニットがコールしたら、

 トップペアかそれ以上を持っている

 セットを持っていて、フロップが相手のレンジが強い場合はベットし、

 弱い場合はスロープレイする。

 ブラフするなら相手のレンジが弱い時に行う。

 Tip5 ハンドレンジの羅列が難しいなら、シンプルに強弱で区分する

 

 Kd8s4h

 ニットは8人ヒット以上をフィットと考え、Kより弱いペアはターン以降諦める

 フィッシュはK・8・4全てでコールし、76・65のガットショット、Aハイや

 バックドアドローATo・QsJs・9s7sでもコールする。

 もちろんフィッシュでもQ2やJ7oはコールしない。

 Tip6 フィッシュは相当悪いハンドでコールするため、弱いレンジがターンに残る

 

 「フィッシュにブラフするな」はある程度当てはまるが、

 コールレンジがワイドなため、どのストリートでも弱いレンジを持っている。

 発展しなければ、A5や97はターンでフォールドするだろう。

 そのため、タイトなプレイヤーには保守的にプレイするハンドをアグレッシブに

 フィッシュ相手にプレイすることで利益的になる。

 Kd8s4hで66を持っているなら、フロップベットでコールされたらターンでベット

 すべき。Kや8にコールされるが44・33にもコールされるし、QJなどをフォールド

 させられる。

 フィッシュのレンジは弱いレンジが多いため、こちらのマージナルなハンドを

 アグレッシブにプレイできる。

 

 Pay Attention フィッシュがどのようにプレイしているか注意する。フィッシュは利益の源泉であり、彼らはどのようにプレイするかたくさんの情報をくれる。

①ほとんどすべてのハンドをプレイするため、たくさんのデータが集まる。

②彼らはプレイを隠そうとしない。悪いプレイをしている考えるだけではいけない。彼らの狂気のメソッドがあり、それを理解することで報酬が得られる。まず最初にどの程度弱いペアでコールするかを見極める必要がある。

 

 Tip7 弱いレンジを数えるのは強いレンジを数えるのと同じくらい重要。相手のレンジが弱いレンジの時、アグレッシブにプレイする。弱いレンジに対してはブラフもできるし、薄いバリューを取りに行くこともできる

 

 ハンドレンジを想定し、ボードへのフィットしているかを考える。

 相手のプレイを想像してどうプレイするか考える。相手を知るほど洗練されていく

 

What About Getting Raised?

 コールの代わりにレイズしてくると追加の情報が得られる。

  • 後のストリートのレイズはより意味を持つ
  • ビッグベット・レイズはスモールベット・レイズより意味を持つ
  • タイト・パッシブな相手がレイズするのはより意味を持つ

 コールレンジからレイズレンジに変わる重要な要素は

 ドローを引かれまいとして強いハンドでレイズしがち

 

 Tip8 レイズとコールはミックスされることもあり、明確に区分することは

 難しいが、ハンドレンジを絞るには役立つことがある。

 

 Tip9 レギュラーがドライなAハイフロップでコールする時、Aのペアがある

 ため、このレンジにブラフを続けるのは得策ではない。

 

 Tio10 相手は大部分のレンジをミスしているため、ラグフロップではベットすべき

 

 Tip11 2・3のハイカードとフラッシュドローのあるフロップはニットの

 レンジによくフィットしている。

 

 Tip12 フィッシュに対して怖いフロップは存在しない。たくさんのハンドを

 プレイするのでタイトなレンジより完全にフロップで勝つことは難しい。

 

 Tip13 中ぐらいのつながったボードはレギュラーのリンプレンジにフィットする。

 Tc8c7s でベットしてもフォールドすることはあまりない。

 

Hand Reading In Action

 ベットサイズがまぁまぁな時にクイックコールのは、基本的には中位の強さ

 フォールドするのはもったいないが、レイズするほど強くないというハンド

 

Flop Hand Reading Summary

  • ほとんどの相手はフィットオアフォールドの戦略を使う
  • 相手によってはフィットの定義がゆるくなる。ただしその定義に沿って一貫してプレイする
  • フロップでコールされたら、プリフロップのレンジからフィットしたレンジを確立しよう
  • 相手のレンジは強いレンジと弱いレンジに区分できる。強いレンジはターン以降もプレイしてくるハンドで、弱いレンジはターンで進展がなければフォールドするもの
  • 相手のレンジに弱いものが多ければ、ターンでバリューかブラフを考えよう
  • フロップのテクスチャーに注意しよう。ニットはTc5h3hよりKhJh3cに強くフィットしてくる
  • フロップテクスチャーはAがあるかないか、2枚ないし3枚のコネクトがないか、2枚ないし3枚のスートがないか、ハイカードが何枚出てるか、ハイカードの辛味具合はどうか、ペアボードかなどの要素を考慮しよう
  • 広いレンジでプレイするフィッシュは、どんなフロップでも弱いレンジがある
  • フロップでレイズされたら、相手のレンジを絞れるときとそうでない時がある。ほとんどのプレイヤーは、強いハンドだけでレイズするが、スロープレイもしがちである。一方、ドローや中途半端なTPでレイズする。早い段階での小さいベットは、後の段階での大きなベットより情報が少ない。相手のアグレッションのリーディングについては後の章で述べることにしよう

 

How To Read Hands At No-Limit Hold'em (English Edition)

How To Read Hands At No-Limit Hold'em (English Edition)

 

 

※※※ 次の記事 ※※※※※※※

pariscollection.hatenablog.com