ディールのまにまに

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ハンドヒストリーレビュー15① 20190602-20190714 スタッツの分析

期間:20190428-20190504

ステークス:$0.02/$0.05 NL Fast 7,622ハンド

Position Total Hands Net Won USD $ USD (EV adjusted) Rake on Winning Hands Raked Hands Won Hand% EV bb/100 VPIP PFR UO PFR% CC% 3Bet vs 3Bet Fold% 4Bet Range Sqz% Steal Pct Overall Steal Success WTSD% W$WSF W$SD% River Call Efficiency Agg Flop CBet% Flop Agg Turn CBet% Turn Agg River CBet% River Agg Check Call Flop% As PFR Check Fold Flop% Check Raise Flop% Seen Flop% SB Fold to Steal BB Fold to Steal
BTN 667 0.45 1.90 $2.33 97 18.9% 5.70 28.2% 23.7% 40.7% 8.9% 6.3% 50.0% 0.0% 0.0% 40.7% 55.6% 27.7% 45.7% 34.6% 2.4 2.0 46.2% 1.63 100.0% 4.3 50.0% 0.8 na na na 14.1% na na
CO 668 8.22 10.08 $2.03 61 15.1% 30.18 19.8% 17.8% 23.2% 6.6% 6.1% 55.6% 2.6% 0.0% 23.2% 63.0% 26.2% 57.4% 50.0% 0.9 2.7 61.5% 2.42 85.7% 2.6 20.0% 4.5 33.3% 50.0% 0.0% 9.1% na na
MP+2 676 18.53 17.97 $2.77 62 12.0% 53.17 16.6% 16.4% 17.8% 1.0% 5.8% 23.1% 0.0% na na na 27.4% 54.8% 64.7% 0.0 4.3 62.2% 3.67 70.6% 6.0 33.3% 3.5 50.0% 25.0% 25.0% 9.2% na na
MP+1 699 ▲6.70 0.62 $0.60 33 6.9% 1.77 10.3% 10.3% 10.3% na na 63.6% 0.9% na na na 27.6% 41.4% 50.0% na 2.7 57.7% 2.5 44.4% 3.5 0.0% 2.0 33.3% 75.0% 0.0% 4.2% na na
BB 666 ▲24.91 ▲25.67 $2.83 268 27.9% ▲77.09 28.2% 4.5% na 29.8% 4.2% na na 1.1% na na 32.0% 35.9% 62.1% 0.6 0.8 61.5% 0.37 40.0% 1.3 100.0% 1.6 33.3% 58.1% 5.8% 27.2% na 61.7%
SB 664 ▲12.15 ▲5.25 $1.26 212 9.5% ▲15.81 14.6% 10.7% 20.2% 4.1% 6.0% 33.3% 0.0% 3.5% 20.2% 61.0% 30.8% 44.2% 56.3% 0.0 1.1 45.5% 1.27 33.3% 1.1 na 0.3 60.0% 52.2% 4.8% 7.8% 87.9% na
  4,040 ▲16.56 ▲0.35 $11.82 733 15.0% ▲0.17 19.3% 14.2% 19.9% 12.5% 5.5% 46.0% 0.8% 1.5% 28.3% 59.2% 29.4% 44.3% 54.6% 1.0 1.7 55.3% 1.35 71.2% 2.4 33.3% 1.6 45.0% 55.2% 6.6% 11.9% 87.9% 61.7%

 

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前回5月4日からだいぶ間が空きました。

Applications of NLHをまとめてたら実際にプレイするのが疎かになっていました。

1ヶ月も経つとだいぶ忘れてます。

 

改めて前回の問題点をまとめてみます。

  • プリフロップ BBコールが高すぎるため、リレイズレンジを拡充し、BBでのコールよりPFRが高くなるようにする。またWWSFのBBが40%台と理想の2倍あるため20%台にする。
  • プリフロップ マルチウェイになった時は、3ベットにKQや99などマージナルハンドでコールしない。AA・KKだけで対応する
  • プリフロップ ブラフ3ベットレンジを入れるのは、NSDのウィンレートを上げる必要が出てから対応する
  • フロップ AFを4以上にする。特にBBでのAFが低いため、コールしすぎの傾向がある。リレイズとフォールドをより行う。
  • ターン AFが高すぎる。2.5~3になるようにドロー系での過度なアグレッションを抑える
  • リバー AFが高すぎるため、2.5~3になるように過度なブラフをやめること
  • リバー SB・MP+1のレンジがいいポジションでSDまで行き過ぎているため、しっかりベットすること
  • 目で見てるスタッツはだいぶ安定してきたため、個々のハンドの分析を始める。まずは、フロップでコールしているハンド(特にBB)をPokerSnowieで検討する。

 

ということでした。

 

結果、全然忘れていました。

前はこのレンジを見てやっていたのですが、すっかり忘れていました。

 

これですね。

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ブラフ3ベットレンジは、4ベットで必要以上に降ろされていると感じ、ノンショーダウンウィン(赤線)を上げなければならなくなったら初めてそこで設定します。

 

また、ブラインドからの3ベットが返ってくることが少ないので、ボタンでのレイズレンジを広げられるという考えもありますが、スタッツが安定してからにしたいので、まずはタイト目で行きます。

 

そのためにプリフロップレンジを、バリュー過多によったレンジに決定しました。

スモールステークスは、A5sなどのブラフ3ベットレンジを入れても3ベットがコールされやすいという特徴もあるからです。

 

 

 

さて、上記レンジに沿ってプレイすることを決めましたが、今回はまた上記レンジにしっかり乗らずに自由にやっちゃいました。

 

さて、結果は・・

Net Win

あるべきNetWin

  • MP+1<BTNとウィンが大きくなる
  • ハンド数×ブラインド > 実際のBB・SBロス

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全体的にひどいですね。

 

ただ、EVアジャストするとだいぶ負けが減りますね。

とはいえ、BBがひどすぎます。

 

とはいえ、BB▲33.3>▲25.67、SB▲13.28>▲5.25なので、ハンド数×BBSBよりは損失が低いので、ただ降りているよりはいいようです。

 

以前きれいなスタッツだったのでまた落ち着くといいですね。

VPIP・PFR

前々回、BBでのコール頻度が高すぎるということでプリフロレンジを調整しました。

BBのVPIPを8%台にしたいということでした。

 

すっかり忘れていました。

 

その結果、BBがアホみたいにコールしています。

このコールを3~5%程度に抑えないといけないです。そりゃ負けますね。

 

なお、オープンサイズはUTG1P、MP+1・MO+2 3bb、ボタン2.5bbにしました。

 

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3bet

3bet率はレンジ通り、6%台になっています。

だいぶラフに3ベットしていますね。

 

フィルゴードンのデジタルポーカーでは、3ベットFoldは、60~70%くらいが適正とありましたが、46%と低くなっています。3ベットコールは負けていますので良くないですね。

ただ、スモールステークスなので、相手はよりブラフで3ベットを打ってくることが少なければよりフォールド率が高くてもいいかもしれません。

 

コールドコール率

やはりレンジ表を決めてやることは大事ですね。前回5%弱まで落ち着いたのに、12%程度に高くなってしまいました。

スクイーズ

スクイーズは、コールかレイズが入っている時に3ベットする率です。

3ベット率と比較してだいぶ成功率が低くなっています。コールされすぎているということですが、これはこちらの3ベット率が高いためコールされているorスモールステークスのため、コールされやすいということかもしれません。

PF Stael 

オープンされてないポットでCO・BU・SBでレイズしてスティールを試みようとするパーセンテージです。

 

PFRと比較して高くなっていると弱いハンドが含まれているので、この率が高ければ3ベットを積極的に打っていったほうがいいですが、自分がオープンレンジを守っていればPFRと変わらないはずです。

これはUO PFRとPFStealが全く同じなのでちゃんとレンジに沿ってプレイ出来ています。変なプレイはしていないようです。


Aggression Factor

ベットかレイズをした回数をコールした回数で割った数字

FlopAFを上げることは分析初回から課題にしていますが、なかなか改善しません。

上手い人のスタッツは右肩下がりになっているのでこれを目指しています。

 

ストリートが進むごとにブラフ出来るレンジが減っていくので、自然とベット頻度は下がっていくべきです。

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ただ、フロップAFが低いのは、フロップでのコールが多すぎるということもありますので、コールレンジをもっと精査したいですね。

 

ポジション別にフロップAFを見るとMP+1>BTNとなっていてほしいです。

これはレンジがMP+1の方が強いし、ベットをしやすいということで高くなるので、この傾向にないので、レンジがゆるくなっている証拠でしょう。

 

一方、BBのフロップAFが極端に低いので、おそらくこれがリーク担っているのでしょうか?ドンクベットを打たないか、チェックレイズが低いか、コールし過ぎか。

おそらくコールしすぎでしょう。

 

またBUもレンジが広いのでアグレッションは下がるのですが、ちょっと下がり過ぎかなという感じもします。

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以下のようにまとめられます。

  • フロップで安易なコール(特にBU)はしない
  • フロップAFを4以上にする
  • ターン以降でドロー系で打ちすぎるなど過度なプレイをしない(これもフロップAFが改善されれば治るはず)
  • フロップコールハンド(特にBB)をPokerSnowieで検証しよう

 

ポストフロップの主な指標

WTSD(ショーダウンまで行く確率 25%前後が望ましい 高いと勝っている時にしっかりベット出来ていない)

29%台で落ち着いております。

ポジションの悪いBBで32%となり、コールレンジが広すぎるため、相手にSDまでいかされてますね。

 

WWSF(フロップに行って勝つ確率 35%以上 高いと相手がコールしすぎているか3ベットが安いなどプリフロップでフォールドさせるべきことが出来てない)

44%で安定しております。ただ、MP+2・COの50%超はこちらのレンジはタイトですので、よりフィールドがコールされやすい状態といえます。そのため、やっぱりブラフレンジは入れず、タイトレンジでしっかりバリューを取りに行くのが大切そうです。

 

WSD(ショーダウンまで行って勝つ確率 45-48%、又は、52-55%)

BU以外は50%超で安定しているのですが、BUだけ34%とかなり低くなっています。

これはレンジが広くベットが出来ていないため、弱いハンドでSDまでいっているということでしょう。

 

RCE(リバーでコールかチェックコールした際にコールした1ドルあたりの利益 1でトントン のため1以上が望ましい)

BBは0でした(ΦωΦ)ボタンでフォールドしすぎですかね?

ボタンはRCEは高いくせにWSDがめちゃ低いのはやりすぎているということですね。ベットし過ぎてコールされています。 

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プリフロップのウィンロス

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プリフロップのアクションに応じたウィンロスです。

やはりこう見ると、コール・3ベットコールは損失になっています。

 

 

ポストフロップのウィンロス

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参加したハンドはフロップからショーダウン(SD)までなだらかな右肩下がりとなっているはずですが、なんか今回いくら選択してもSDが多くなってしまいます。

そして損失のほとんどはコールでフロップを見た際にCBを打たれてフォールドしたものです。ここでアホほど負けていますね。

 

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 一方、ポストフロップどこで利益が失われているかといえば、フロップのコールしているもので損失が出てますね。そしてやはりBBで大きく損失しています。

 

まとめ

新たに発覚した(忘れていた)問題点、そしてそれの対応を整理したいと思います。

  1. プリフロップ BBコールが高すぎるため、リレイズレンジを拡充し、BBでのコールよりPFRが高くなるようにする。またWWSFのBBが40%台と理想の2倍あるため20%台にする。
  2. プリフロップ マルチウェイになった時は、3ベットにKQや99などマージナルハンドでコールしない。AA・KKだけで対応する
  3. プリフロップ ブラフ3ベットレンジを入れるのは、NSDのウィンレートを上げる必要が出てから対応する
  4. フロップ AFを4以上にする。特にBBでのAFが低いため、コールしすぎの傾向がある。リレイズとフォールドをより行う。
  5. ターン AFが高すぎる。2.5~3になるようにドロー系での過度なアグレッションを抑える
  6. リバー AFが高すぎるため、2.5~3になるように過度なブラフをやめること
  7. リバー SB・MP+1のレンジがいいポジションでSDまで行き過ぎているため、しっかりベットすること
  8. もう一度レンジを守ってプレイする

 

 

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