ポーカー用語だらけの桃太郎
昔々、あるところでおじいさんとおばあさんがテキサスホールデムポーカーをプレイしていました。
おじいさんはラスベガスのトーナメントでスチールをしに、おばあさんはマカオのキャッシュゲームでダブルアップをしに行くと、アーリーポジションから前回の大会で引退を発表したはずの桃がドンクベットドンクベットと卓に流れてきました。
「こんなインプライドオッズがある桃は見たことがない。ディーラーに渡してチップに交換してもらおう。」
ディーラーは出来ないの一点張りのため、キャッシャーに桃を差し出すと、ブラックライトで照らされた桃の中から、高級時計を身に付けた普段はバカラテーブルにいるフィッシュが生まれました。
フィッシュはすくすくとバイインを重ね、明け方にはすっかり顔が青くなってしまいました。
ある日、フィッシュはこんなことをアドバタイズしました。
「WSOPのメインイベントに参加したい。」
フィッシュをプロテクトしたいLAGのおじいさんはティルトしましたが、フィッシュは5ベットオールインをします。おじいさんはドミネイトされていないかと大変悩むと、フィッシュが即クロック要求しました。
おじいさんはこれは不当だとTDのおばあさんに裁定を依頼しますが、クロックの要求は認められ、おじいさんはフォールドせざるおえませんでした。
「お前の気持ちはエクスポーズしていたよ。これを持っていきな。」
クライングコールをしたおばあさんは、アウツ、
スローなストラクチャー、
そしてフリーカードをくれました。
フィッシュはランナーランナーで鬼ヶ島を目指してフィットアンドフォールドしていると、AhAs対4h4sのアンダードックに出会いました。
「私にアウツをくれたら、鬼をアイソレートしますよ。」
ターンで4cを落として、アンダードックと同卓することにしました。
テーブルブレイクで移動すると、レイトレジストしたサルに出会いました。
「エントリースタックで15bbしかありません。こんなクソストラクチャーと知っていれば、もっと早く来ていました。私を100bbにしてくれたら、鬼のスケアカードを落としてあげますよ。」
フィッシュはスローなストラクチャーに変更し、サルと同卓することにしました。
アンダードック、レイトレジストサルとリングしていると、ポジションを持たないキジに出会いました。
「ショーダウンバリューがありません。私を勝たせてくれたら、鬼にバッドビートを喰らわせますよ。」
リバーでフリーカードをもらってナッツを引かせ、キジと同卓することにしました。
バンクロール管理を適切に行いながら鬼ヶ島をストラドルしたフィッシュ一行は、7000人の鬼たちが参加するマルチテーブルトーナメントにエントリーすることにしました。
アンダードッグは、99にセットを作られAAをクラックされ飛びました。
レイトレジストサルは、ハンドレンジをポラライズしすぎてストーンコールドブラフをキャッチされ飛びました。
アウトオブポジションキジは、レイダウンだと言いながらハンドを降りすぎてアンティが払えず飛びました。
フィッシュはファイナルテーブルに残り、ついにヘッズアップとなりました。
「ディールをしないか?」
総チップ数の35%だったフィッシュはすぐにフラットコールし、
結局、優勝の名目とトロフィーをフィッシュが、赤鬼が賞金をもらうことで大会は終了しました。
「この大会で優勝できたことを誇りに思う。おじいさんとおばあさんに一番に報告したい。」
鬼達からトロフィーを取り返したフィッシュは、ハウストーナメントで初心者に講釈を垂れながら幸せにスロープレイをしましたとさ。
【参考にしたサイト】
いまさらですが、下記サイトを参考に作成してみました。