ハンドヒストリーレビュー16① 20190715-20190803 スタッツの分析
期間:201900715-20190803
ステークス:$0.02/$0.05 NL Fast 13,045ハンド
Position | Total Hands | Net Won USD | $ USD (EV adjusted) | Rake on Winning Hands | Raked Hands | Won Hand% | EV bb/100 | VPIP | PFR | UO PFR% | CC% | 3Bet | vs 3Bet Fold% | 4Bet Range | Sqz% | Steal Pct | Overall Steal Success | WTSD% | W$WSF | W$SD% | River Call Efficiency | Agg | Flop CBet% | Flop Agg | Turn CBet% | Turn Agg | River CBet% | River Agg | Check Call Flop% As PFR | Check Fold Flop% | Check Raise Flop% | Seen Flop% | SB Fold to Steal | BB Fold to Steal |
BTN | 2163 | 19.40 | 21.56 | $6.37 | 222 | 13.5% | 19.94 | 20.2% | 17.5% | 30.8% | 6.3% | 3.9% | 55.2% | 2.2% | 3.1% | 30.8% | 51.9% | 31.2% | 49.3% | 47.8% | 1.0 | 1.7 | 56.3% | 1.49 | 83.3% | 1.7 | 53.9% | 2.9 | na | na | na | 10.2% | na | na |
CO | 2168 | 6.80 | 8.05 | $3.75 | 154 | 10.6% | 7.43 | 15.9% | 15.3% | 21.0% | 2.0% | 4.4% | 77.1% | 0.4% | 11.1% | 21.0% | 48.0% | 27.8% | 51.0% | 59.5% | 0.7 | 3.5 | 53.7% | 3.78 | 79.4% | 3.3 | 40.0% | 3.2 | 0.0% | 75.0% | 0.0% | 7.0% | na | na |
MP+2 | 2174 | 9.50 | 22.01 | $4.30 | 150 | 10.1% | 20.25 | 14.9% | 14.7% | 16.6% | 0.9% | 3.3% | 66.0% | 1.6% | na | na | na | 26.4% | 52.8% | 65.8% | 2.0 | 2.3 | 52.6% | 2.41 | 82.8% | 2.3 | 37.5% | 2.0 | 50.0% | 57.1% | 0.0% | 6.6% | na | na |
MP+1 | 2246 | 24.43 | 28.75 | $3.96 | 148 | 8.6% | 25.60 | 13.1% | 13.1% | 13.1% | na | na | 62.8% | 2.2% | na | na | na | 24.5% | 47.6% | 62.9% | 3.3 | 2.6 | 46.3% | 2.86 | 70.0% | 2.0 | 58.3% | 3.8 | 25.0% | 71.0% | 3.3% | 6.4% | na | na |
BB | 2152 | ▲44.90 | ▲57.60 | $8.03 | 766 | 24.7% | ▲53.53 | 19.3% | 4.8% | na | 18.9% | 4.7% | na | na | 5.6% | na | na | 36.1% | 41.2% | 63.9% | 0.5 | 1.2 | 51.8% | 0.67 | 75.0% | 2.0 | 75.0% | 2.3 | 71.4% | 52.2% | 3.2% | 20.0% | na | 74.2% |
SB | 2142 | ▲31.27 | ▲40.25 | $4.92 | 715 | 7.7% | ▲37.58 | 11.9% | 10.5% | 23.1% | 2.3% | 4.8% | 40.0% | 1.4% | 3.6% | 23.1% | 52.6% | 41.7% | 45.3% | 55.2% | 0.4 | 1.8 | 43.9% | 1.67 | 63.6% | 1.9 | 40.0% | 2.0 | 52.0% | 47.8% | 0.0% | 6.5% | 91.4% | na |
13,045 | ▲16.04 | ▲17.48 | $31.33 | 2,155 | 12.5% | ▲2.68 | 15.8% | 12.9% | 19.0% | 7.7% | 4.4% | 63.1% | 1.6% | 4.8% | 24.7% | 50.5% | 32.3% | 46.4% | 59.5% | 1.0 | 1.9 | 50.8% | 1.56 | 76.4% | 2.1 | 48.4% | 2.5 | 43.3% | 54.4% | 2.4% | 9.4% | 91.4% | 74.2% |
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途中安定していたのですが、負ける日は大きく負けちゃいますね。
もっと安定した成績が残せるといいですね。
改めて前回の問題点をまとめてみます。
- プリフロップ BBコールが高すぎるため、リレイズレンジを拡充し、BBでのコールよりPFRが高くなるようにする。またWWSFのBBが40%台と理想の2倍あるため20%台にする。
- プリフロップ マルチウェイになった時は、3ベットにKQや99などマージナルハンドでコールしない。AA・KKだけで対応する
- プリフロップ ブラフ3ベットレンジを入れるのは、NSDのウィンレートを上げる必要が出てから対応する
- フロップ AFを4以上にする。特にBBでのAFが低いため、コールしすぎの傾向がある。リレイズとフォールドをより行う。
- ターン AFが高すぎる。2.5~3になるようにドロー系での過度なアグレッションを抑える
- リバー AFが高すぎるため、2.5~3になるように過度なブラフをやめること
- リバー SB・MP+1のレンジがいいポジションでSDまで行き過ぎているため、しっかりベットすること
- もう一度レンジを守ってプレイする
ということでした。
特に8番は前回で忘れていたので、今回は特にレンジを絞ってプレイしました。
- ブラフ3ベットレンジは、4ベットで必要以上に降ろされていると感じ、ノンショーダウンウィン(赤線)を上げなければならなくなってから設定します。
- このステークスはブラインドからの3ベットが返ってくることが少ないので、ボタンでのレイズレンジを広げられるという考えもありますが、スタッツが安定してからにしたいので、まずはタイト目で行きます。
- プリフロレンジを、バリュー過多のレンジに決定しました。スモールステークスは、A5sなどのブラフ3ベットレンジを入れても3ベットがコールされやすいという特徴もあるからです。
Net Win
あるべきNetWin
- MP+1<BTNとウィンが大きくなる
- ハンド数×ブラインド > 実際のBB・SBロス
MP+1からきれいな右肩上がりにはならないですね。。
前回BBがあまりにひどすぎたので、少しタイトにしました。
ブラインド×ハンド数よりは損失が低いので、ディフェンスはちゃんとできているようですね。
VPIP・PFR
オープンサイズはUTG、MP+1は1P・MO+2 3bb、ボタン2.5bbです。
BBが駄目ですね。
タイトにしたつもりですが、まだ19%もプレイしています。
BBで実際プレイしたハンドはこの通りです。
理想の8%程度のレンジでいうと、その下のレンジの通りであり、全然守ってませんね。やはりレンジが広すぎて、特にコールして、フロップでCBにフォールドすることが多く、利益を圧迫する原因になっています。
でも8%のレンジって狭いですね😖
3bet
3bet率はレンジ通り、4%台になっています。
JJ+、AK、AJ+、KQs 3.9%くらいのレンジですね。
vs 3Bet Fold%(3ベットFoldは、60~70%くらいが適正)
63%といい感じですね。
ただ、スモールステークスなので、相手はよりブラフで3ベットを打ってくることが少なければよりフォールド率が高くてもいいかもしれません。
コールドコール率
やはりレンジ表を決めてやることは大事ですね。7%程度と低くなったのに、BBでのコールが18%と広すぎました。ただ前回30%近くあったので落ち着きましたが、もっと絞る必要があります。
これは上のレンジを守ることで対応できそうです。
スクイーズ率
スクイーズは、コールかレイズが入っている時に3ベットする率です。
COで高いですが、3ベット率はそんなに他と差がないので、たまたまですね。
PF Stael
オープンされてないポットでCO・BU・SBでレイズしてスティールを試みようとするパーセンテージです。
PFRと比較して高くなっていると弱いハンドが含まれているので、この率が高ければ3ベットを積極的に打っていったほうがいいですが、自分がオープンレンジを守っていればPFRと変わらないはずです。
これはUO PFRとPFStealが全く同じなのでちゃんとレンジに沿ってプレイ出来ています。変なプレイはしていないようです。
Aggression Factor
ベットかレイズをした回数をコールした回数で割った数字
FlopAFを上げることは分析初回から課題にしていますが、なかなか改善しません。
上手い人のスタッツは右肩下がりになっているのでこれを目指しています。
ストリートが進むごとにブラフ出来るレンジが減っていくので、自然とベット頻度は下がっていくべきです。
ただ、フロップAFが低いのは、フロップでのコールが多すぎるということもありますので、コールレンジをもっと精査したいですね。
BBが8%になった時にAggがどうかもう一度確認したいですね(コレずっといっててなかなかコールレンジが低くならない・・)
ポジション別にフロップAFを見るとMP+1>BTNとなっていてほしいです。
これはレンジがMP+1の方が強いし、ベットをしやすいということで高くなるので、この傾向にないので、レンジがゆるくなっている証拠でしょう。
一方、BBのフロップAFが極端に低いので、おそらくこれがリーク担っているのでしょうか?ドンクベットを打たないか、チェックレイズが低いか、コールし過ぎか。
おそらくコールしすぎでしょう。
またBUもレンジが広いのでアグレッションは下がるのですが、ちょっと下がり過ぎかなという感じもします。
以下のようにまとめられます。
- フロップで安易なコール(特にBB・BU)はしない
- フロップAFを4以上にする
- ターン以降でドロー系で打ちすぎるなど過度なプレイをしない(これもフロップAFが改善されれば治るはず)
- フロップコールハンド(特にBB)をPokerSnowieで検証しよう
ポストフロップの主な指標
WTSD(ショーダウンまで行く確率 25%前後が望ましい 高いと勝っている時にしっかりベット出来ていない)
32%台で少し25%より高いですね。
ポジションの悪いBBで36%となり、コールレンジが広すぎるため、相手にSDまでいかされてますね。ただ、SBが41%とポジションの悪さでベットがしっかりできていなくてSDに行き過ぎています。
WWSF(フロップに行って勝つ確率 35%以上 高いと相手がコールしすぎているか3ベットが安いなどプリフロップでフォールドさせるべきことが出来てない)
46%です。ただ、MP+2・COの50%超はこちらのレンジはタイトですので、よりフィールドがコールされやすい状態といえます。そのため、やっぱりブラフレンジは入れず、タイトレンジでしっかりバリューを取りに行くのが大切そうです。
WSD(ショーダウンまで行って勝つ確率 45-48%、又は、52-55%)
60%と高止まりですが、BUは47%と以前30%台の低いのと比べるとレンジを絞った結果です。ボタンでのバリューハンドをしっかり打ててないですね。それかコールをもらえるくらい低くしか打ってない可能性があります。
RCE(リバーでコールかチェックコールした際にコールした1ドルあたりの利益 1でトントン のため1以上が望ましい)
BBは0でした(ΦωΦ)ボタンでフォールドしすぎですかね?
ブラインドでのコールで利益が出てませんね。
BBでのコールレンジを落とし、SBでのバリューベットをしっかりすることで相手に変なメイドハンドを作らせないようにしないといけないのかな。
上手い人のポジション別でみてもそんなにばらつきはないですね。
プリフロップのウィンロス
ちゃんとレンジを絞っていればコールでもそんなに損失は出ないですね。一方、3ベットコールはやっぱり損失の原因ですね。
3ベットコールなら、4ベットかフォールドの方が利益的でしょうね。
ポストフロップのウィンロス
参加したハンドはフロップからショーダウン(SD)までなだらかな右肩下がりになるのが理想ですが、レイズハンドのターンでカクンと下がってますね。
損失はコールでフロップを見た際にCBを打たれてフォールドしたものです。前回はここでアホほど負けていましたが今回はBBコールレンジを絞ったことで抑えられています。
一方、ターン・リバーまでいったハンドのレイズハンドでの通常利益が出るところでマイナスが重なっています。しかもポジションに限らず全体的に負けています。
ここはなにか根本的に自分のプレイに問題があるかもしれません。ターンかリバーで諦めたブラフハンドをきちんとベットでプロテクトする必要があるか、なにか構造的な問題がありそう・・・
一方、ポストフロップどこで利益が失われているかといえば、フロップのコールしているもので損失が出てますね。そしてやはりBBで大きく損失しています。
CB側に比べてコール側がひどいですね。コールしすぎてマイナスになっています。そのくせSDではコール側もプラスになっています。
おそらく、フロップでのストドロ・フラドロ・ハイカードをコールして、ターン・リバーで諦めているのが多そうです。コールレンジをどのようなハンドで構成すべきか、チェックレイズ・チェックフォールドのハンドをきちんと選べているかが重要そうです。
特定のストリートで損失が出るのは、その前のストリートでいいハンドレンジが残せていないからですね。
まとめ
問題点と対応を改めて整理したいと思います。
- プリフロップ BBコールが高すぎるため、8%レンジで対応する。
- プリフロップ 3ベットコールが得に損失を生んでいる。4ベットorフォールドにする。
- フロップ AFを4以上にする。特にBBでのAFが低いため、コールしすぎの傾向がある。リレイズとフォールドをより行う。
- ターン コールレンジが損失の原因なため、ドロー系でコールしすぎない
- リバー SB・MP+1のレンジがいいポジションでSDまで行き過ぎているため、しっかりベットすること
- SD SB・BBでのSDが高すぎる。BBはレンジを絞ることで、SBはしっかりCBを打つなどでバリューを取るようにする