AKでコールするのが正しい状況の検討
トーナメントで自分がAK(AKs,AKo)を持っている時にショートがオールインしてきた際に相手のハンドレンジとポットオッズを考慮してコールしたほうがいいかの判断をする。
ショートがオールインする状況を整理する。
10bbということも考えられるが、CSI2~7がオールインステージとなるため、CSI7で考えてみる(P.114)
なお、CSIとは、チップスタックインデックスであり、自分のスタックを1周当たりの費用(CPR)で割った指数である。
100-200-25 9MAXでは、CPR525であり、CSI7ということはスタックが3,675となる。
例えばアベレージがCSI20の10,500であり、自分は20,000持っている状況で、
コールは十分に可能だが、それが正しい状況なのかを検討する。
もちろん自分の後にアクションする人が残っているなども考えられるが、一旦それは無視する。
ポット525で、3675のオールインのコールするため、
3675:4200 = 1:1.142 勝率が46.67%以上あればいいということになる。
相手のオールインレンジに対するAKoの勝率を求める。
オールインレンジについては、入賞までほど遠い場合のオールインに関する均衡解(P.474)を参考にする。
ハンド総数1326通り(ポケット6*13 + スーテッド4*78 + オフ12*78)
22+, AQ+ 47.98% 1 : 1.084 →コール
なんとかコールするために狭めてみたが、実際こんなレンジの人はいないだろう。
ということでUTGからの均衡解を少し広くした66以上、A8o以上、ブロードウェイカード2枚以上の
レンジで見ると
AA-55, JT+, QT+, KT+, A8+ 60.51%
となる。
その結果、オッズが 60.51 : 39.49 = 1 : 0.653
ポットオッズがこれより良ければコールしたほうが利益的である。
1000コールする場合は、ポット+相手のオールイン=653以上あればよい。
例えば、プリフロで750(150-300-25)のポットにCUからAKoで625にレイズしたら、
BBが5,250のオールイン。
アベレージ10,000で自分が20,000持って余裕がある場合にどうするかという場合。
ポットオッズは、4,625 : 6,625 → 1:1.43 となり、
オッズ1:0.653よりいいため、コールすべきとなる。
上記のように検討しているが、勝率が50%を超えており、
相手のオールインにコールするということは、そこですでにオッズ1:1であり、
ブラインド・アンティがあることを考えると既に1:1+αとなり、
コールすべき状態になっていると言える。
フォールドするべき相手のレンジは、AK,22+ のレンジのみでオールインしてくる
プレイヤーであり、そんな人はほぼいないと考えられるため、コールすべきであろう。
つまり、ほとんどの場合コールしたほうが良いということになった。
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ショートがオールインする状況を整理する。
10bbということも考えられるが、CSI2~7がオールインステージとなるため、CSI7で考えてみる(P.114)
なお、CSIとは、チップスタックインデックスであり、自分のスタックを1周当たりの費用(CPR)で割った指数である。
100-200-25 9MAXでは、CPR525であり、CSI7ということはスタックが3,675となる。
例えばアベレージがCSI20の10,500であり、自分は20,000持っている状況で、
コールは十分に可能だが、それが正しい状況なのかを検討する。
もちろん自分の後にアクションする人が残っているなども考えられるが、一旦それは無視する。
ポット525で、3675のオールインのコールするため、
3675:4200 = 1:1.142 勝率が46.67%以上あればいいということになる。
相手のオールインレンジに対するAKoの勝率を求める。
オールインレンジについては、入賞までほど遠い場合のオールインに関する均衡解(P.474)を参考にする。
ハンド総数1326通り(ポケット6*13 + スーテッド4*78 + オフ12*78)
- UTG 88+, AQo+, ATs+, KTs+,QJs(なお、A5sは除いている)
最もタイトなレンジとして上記を使用する。
なお、均衡解ではA5sが入っていたが、よりタイトなレンジにするため覗いている。
なお、均衡解ではA5sが入っていたが、よりタイトなレンジにするため覗いている。
53.91% このレンジに対するAKの勝率
オッズは53.91% : 46.09% = 1 : 0.855
よってポットオッズの1:14よりいいため、コールすべきである。
これ以降、SBになるまでレンジは広くなる一方であるため、UTGでコールすべきであるため、
どのポジションでもコールすべきである。
そのため、オールインレンジをさらに狭めて検証する。
88+, ATo+ 56.06% 1 : 0.784 →コール
88+, AK 42.29% 1 : 1.365 →フォールド
22+, AK 44.18% 1 : 1.263 →フォールドオッズは53.91% : 46.09% = 1 : 0.855
よってポットオッズの1:14よりいいため、コールすべきである。
これ以降、SBになるまでレンジは広くなる一方であるため、UTGでコールすべきであるため、
どのポジションでもコールすべきである。
そのため、オールインレンジをさらに狭めて検証する。
88+, ATo+ 56.06% 1 : 0.784 →コール
88+, AK 42.29% 1 : 1.365 →フォールド
22+, AQ+ 47.98% 1 : 1.084 →コール
なんとかコールするために狭めてみたが、実際こんなレンジの人はいないだろう。
ということでUTGからの均衡解を少し広くした66以上、A8o以上、ブロードウェイカード2枚以上の
レンジで見ると
AA-55, JT+, QT+, KT+, A8+ 60.51%
となる。
その結果、オッズが 60.51 : 39.49 = 1 : 0.653
ポットオッズがこれより良ければコールしたほうが利益的である。
1000コールする場合は、ポット+相手のオールイン=653以上あればよい。
例えば、プリフロで750(150-300-25)のポットにCUからAKoで625にレイズしたら、
BBが5,250のオールイン。
アベレージ10,000で自分が20,000持って余裕がある場合にどうするかという場合。
ポットオッズは、4,625 : 6,625 → 1:1.43 となり、
オッズ1:0.653よりいいため、コールすべきとなる。
上記のように検討しているが、勝率が50%を超えており、
相手のオールインにコールするということは、そこですでにオッズ1:1であり、
ブラインド・アンティがあることを考えると既に1:1+αとなり、
コールすべき状態になっていると言える。
フォールドするべき相手のレンジは、AK,22+ のレンジのみでオールインしてくる
プレイヤーであり、そんな人はほぼいないと考えられるため、コールすべきであろう。
つまり、ほとんどの場合コールしたほうが良いということになった。
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