ディールのまにまに

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ハンドヒストリーレビュー06 20190428-20190504

期間:20190428-20190504

ステークス:$0.02/$0.05 NL Fast 7,622ハンド

Position Total Hands Net Won USD $ USD (EV adjusted) $ USD Rake EV bb/100 VPIP PFR UO PFR% CC% 3Bet vs 3Bet Fold% 4Bet Range Sqz% Steal Pct Overall Steal Success WTSD% W$WSF W$SD% River Call Efficiency Agg Flop CBet% Flop Agg Turn CBet% Turn Agg River CBet% River Agg Check Call Flop% As PFR Check Fold Flop% Check Raise Flop%
BTN 1258 ▲4.54 0.17 $3.30 0.27 13.20% 10.89% 18.81% 4.63% 3.32% 33.33% 1.54% 2.38% 18.81% 70.27% 29.17% 37.50% 28.57% 0.9 1.54 82.35% 1.5 81.82% 1.42 60.00% 2 na na na
CO 1264 ▲5.59 ▲2.42 $1.92 ▲3.83 14.32% 12.83% 17.23% 5.00% 4.04% 78.57% 0.00% 5.88% 17.23% 64.08% 25.37% 46.27% 35.29% 4.74 2.58 69.77% 2.57 61.11% 2.33 66.67% 3.33 0.00% 100.00% 0.00%
MP+2 1282 8.83 8.73 $1.48 13.62 10.76% 10.14% 12.15% 3.41% 0.49% 42.86% 0.00% na na na 25.45% 49.09% 50.00% 2.6 2.94 69.05% 3.75 50.00% 1.5 100.00% 4 50.00% 57.14% 0.00%
MP+1 1308 8.08 11.22 $2.02 17.16 11.31% 11.31% 11.31% na na 75.00% 2.42% na na na 35.19% 55.56% 57.89% 1.09 3.13 54.17% 4.5 56.25% 3.4 25.00% 1.2 28.57% 71.43% 0.00%
BB 1259 ▲39.71 ▲33.77 $1.75 ▲53.65 6.97% 2.46% na 6.20% 1.68% na na 2.14% na na 21.62% 42.34% 50.00% 0 1.33 70.00% 0.95 0.00% 1.33 na 4 na 73.08% 4.00%
SB 1251 ▲8.56 ▲10.43 $2.73 ▲16.67 10.71% 8.31% 16.01% 4.55% 3.93% 33.33% 0.00% 0.00% 16.01% 68.85% 36.76% 54.41% 68.00% 2.5 2.13 57.89% 2.08 53.85% 2 100.00% 2.67 42.86% 40.74% 18.52%
  7,622 ▲41.49 ▲26.50 $13.20 ▲6.95 11.40% 9.57% 14.20% 4.98% 2.89% 59.60% 1.16% 1.71% 17.50% 67.20% 28.10% 46.60% 49.2 1.28 2.04 66.00% 2.05 59.20% 1.81 65.00% 2.57 58.80% 58.80% 8.96%

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さて前回の問題点は、

  • コールしすぎ(3ベットに対しても)
  • 安易な3ベット
  • フロップでのアグレッションの少なさ

でした。

 

ブラフ3ベットレンジは、4ベットで必要以上に降ろされていると感じ、ノンショーダウンウィン(赤線)を上げなければならなくなったら初めてそこで設定します。

 

また、ブラインドからの3ベットが返ってくることが少ないので、ボタンでのレイズレンジを広げられるという考えもありますが、スタッツが安定してからにしたいので、まずはタイト目で行きます。

 

そのためにプリフロップレンジを、バリュー過多によったレンジに決定しました。

スモールステークスは、A5sなどのブラフ3ベットレンジを入れても3ベットがコールされやすいという特徴もあるからです。

 

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さて、上記レンジに沿ってプレイすることを決めました前回から、7000ハンドが経過した今回はどうだったでしょうか。

 

さて、本題・・

Net Win

気をつけること

  • MP+1<BTNとウィンが大きくなる
  • ハンド数×ブラインド > 実際のBB・SBロス

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CO・BTNがひどいですね・・

なんかひどいなと思ってEVアジャストも調べたらやっぱり乖離がありました。

とはいえ、それなくても負けてますね・・・

 

とはいえ、BB▲62.95>▲39.71、SB▲25.02>▲8.56なので、ブラインドは良かったようです。

 

以前きれいなスタッツだったのでまた落ち着くといいですね。

VPIP・PFR

前回、BBでのコール頻度が高すぎるということでプリフロレンジを調整しました。

BBのVPIPを8%台にしたいということでした。

 

今回はちゃんとSB>BBのVPIPとなっております。

少しBBでのコールが多いように見えますが、1000ハンド程度ですので分散の範囲でしょう。前よりはだいぶ形が良くなりましたが、BBがレイズインよりコールの方が多くなっています。これはPFRの方が高くなるように、リレイズレンジを広げたいと思います。下記画像のように、38コンボ(2.8%)→48コンボ(3.6%)に広げてみます。

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なお、オープンサイズを以前はレンジが狭いので5BBにしていましたが、コールしすぎがこのステークスの弱い部分でもあるはずなので、4BBにしました。

f:id:pariscollection:20190505231738p:plain

 

3bet

3bet率はレンジ通り、2.5~2.8%に収まる予定です。

f:id:pariscollection:20190505234559p:plain

フィルゴードンのデジタルポーカーでは、3ベットFoldは、60~70%くらいが適正と合ったので大丈夫そうですね。ただ、スモールステークスなので、相手はよりブラフで3ベットを打ってくることが少なければよりフォールド率が高くてもいいかもしれません。

ここスタッツが安定してみたら検討したいですね。 

コールドコール率

やはりレンジ表を決めてやることは大事ですね。これにより5%弱まで落ち着きました。ここも特段問題なさそうです。

スクイーズ

スクイーズは、コールかレイズが入っている時に3ベットする率です。

3ベット率と比較してもそんなに無理をしてない感じですね。

PF Stael 

オープンされてないポットでCO・BU・SBでレイズしてスティールを試みようとするパーセンテージです。

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PFRと比較して高くなっていると弱いハンドが含まれているので、この率が高ければ3ベットを積極的に打っていったほうがいいですが、自分がオープンレンジを守っていればPFRと変わらないはずです。

これはUO PFRとPFStealが全く同じなのでちゃんとレンジに沿ってプレイ出来ています。変なプレイはしていないようです。

成功率も70%程度で問題なさそうです。 


Aggression Factor

ベットかレイズをした回数をコールした回数で割った数字

FlopAFを上げることは分析初回から課題にしていますが、なかなか改善しません。

また、リバーAFの高いような気もします。

上手い人のスタッツは右肩下がりになっているのでこれを目指しています。

 

ストリートが進むごとにブラフ出来るレンジが減っていくので、自然とベット頻度は下がっていくべきですが、フロップで打たなさすぎ、リバーで打ち過ぎという感じになっています。

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ただ、フロップAFが低いのは、フロップでのコールが多すぎるということもありますので、コールレンジをもっと精査したいですね。

これはいよいよ個々のハンド分析までやってまいりましたね(やったね)。

 

ポジション別にフロップAFを見るとMP+1>BTNとなっております。

これはレンジがMP+1の方が強いし、ベットをしやすいということで高くなるので、この傾向は間違ってないかと思います。

 

一方、BBのフロップAFが極端に低いので、おそらくこれがリーク担っているのでしょうか?ドンクベットを打たないか、チェックレイズが低いか、コールし過ぎか。

おそらくコールしすぎでしょう。

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以下のようにまとめられます。

  • フロップで安易なコールはしない
  • フロップAFを4以上にする
  • ターン以降でドロー系で打ちすぎるなど過度なプレイをしない(これもフロップAFが改善されれば治るはず)
  • フロップコールハンド(特にBB)をPokerSnowieで検証しよう

 

ポストフロップの主な指標

WTSD(ショーダウンまで行く確率 25%前後が望ましい 高いと勝っている時にしっかりベット出来ていない)

前回今回ともに28%台で落ち着いております。

ポジションの悪いSB・MP+1で35%となり、しっかりベット出来ていないことでバリューを取り逃している可能性があります。

 

WWSF(フロップに行って勝つ確率 35%以上 高いと相手がコールしすぎているか3ベットが安いなどプリフロップでフォールドさせるべきことが出来てない)

46%で安定しております。ただ、SB・MO+1の50%超はこちらのレンジはタイトですので、よりフィールドがコールされやすい状態といえます。そのため、やっぱりブラフレンジは入れず、タイトレンジでしっかりバリューを取りに行くのが大切そうです。

また、BBが理想の2倍くらいあるため、BBのリレイズレンジがタイトすぎるかもしれません。もう少しリレイズレンジを広くとっても良さそうです。

 

WSD(ショーダウンまで行って勝つ確率 45-48%、又は、52-55%)

前回50%超で安定していたのに、今回はウィンも低い通り、CO・BTNでの負けが続きました。これは今回の期間が少し悪かったということにしておきましょう。

 

RCE(リバーでコールかチェックコールした際にコールした1ドルあたりの利益 1でトントン のため1以上が望ましい)

BBは0でした(ΦωΦ)ボタンでフォールドしすぎですかね?

ボタンでのコールが良くなかったですかね。ただ、1を割るのがBTNくらいですので、まぁここもそんなに検討するところはないかなと思います。 

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プリフロップのウィンロス

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プリフロップのアクションに応じたウィンロスです。

やはりこう見ると、プリフロップでコールしているBB・BTNでひどいロスですね。

その他、とはいえコールも全体の1.7%と広くしている訳ではないですが、少ないハンドで少し大きな影響が出ましたね。レンジは特に問題ないので、これも個々のハンドですかね。。

 

ポストフロップのウィンロス

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参加したハンドはフロップからショーダウン(SD)までなだらかな右肩下がりとなっております。これはエドミラーのPoker's1%にもある通り、ここで極端な増減があるとそこがリークとなりますが、大丈夫そうです。

 

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 一方、ポストフロップどこで利益が失われているかといえば、目立ったマイナスはないですが、本来もっとフロップCBやターンCBでCO/BTNでウィンが取れていてもおかしくないですが、やはりここが伸びず、全体のマイナスになっています。

 

まとめ

新たに発覚した問題点、そしてそれの対応を整理したいと思います。

  1. プリフロップ BBコールが高すぎるため、リレイズレンジを拡充し、BBでのコールよりPFRが高くなるようにする。またWWSFのBBが40%台と理想の2倍あるため20%台にする。
  2. プリフロップ マルチウェイになった時は、3ベットにKQや99などマージナルハンドでコールしない。AA・KKだけで対応する
  3. プリフロップ ブラフ3ベットレンジを入れるのは、NSDのウィンレートを上げる必要が出てから対応する
  4. フロップ AFを4以上にする。特にBBでのAFが低いため、コールしすぎの傾向がある。リレイズとフォールドをより行う。
  5. ターン AFが高すぎる。2.5~3になるようにドロー系での過度なアグレッションを抑える
  6. リバー AFが高すぎるため、2.5~3になるように過度なブラフをやめること
  7. リバー SB・MP+1のレンジがいいポジションでSDまで行き過ぎているため、しっかりベットすること
  8. 目で見てるスタッツはだいぶ安定してきたため、個々のハンドの分析を始める。まずは、フロップでコールしているハンド(特にBB)をPokerSnowieで検討する。

 

新しいレンジは以下のとおりです。BBのリレイズレンジが増えました。

これで20190506~やっていき、ある程度で集計してまた確認したいと思います。

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