ライブハンドレビュー01
ライブトーナメントのハンドレビューをしてみます。
ハンド①
4ウェイBUからミニマムレイズでSB AJoという状況です。
もちろんレイズなのですが、本番では110レイズしました。相手のスタックが浅く、ミニマムレイズ、そしてアグレッションは高くないパッシブよりのプレイということで、こちらも3ベットを小さめにしてみました。
もちろんBBからのオールインも嫌なため小さくしたのもあります。ボタンからのオールインにはコール・BBの牽制ということで110としております。
コールされればポット280に相手のスタックは225で、コールであればフロップ先打ちオールインで良いと考えていました。
さてベットサイズですが、実はPokerSnowieは1P(180)を推奨しています。
問題はBBオールイン飛んできた時にどんな反応をするかですね。
ということでパターンを分けてみます。
110レイズして、BBがオールインしてきて
Aボタンフォールド
Bボタンコール
推奨サイズ180レイズして、BBがオールインしてきて
Cボタンフォールド
Dボタンコール
の4つの場合にSBとしてどのようなアクションが正解かを確認します。
A レイズ110 ボタンフォールド
まぁフォールドですよね。ちょっと額がでかい。
ここでの相手のオールインレンジは
AA-JJ、77、44-22 42コンボ
AK-AQ 24コンボ
AJo,ATo,A4o 25コンボ
の91コンボ(6.86%)
このレンジに対するAJoのエクイティはエクイティラボで計算すると42.29%です。
ポットオッズ(866ポットに566コール 必要勝率39.55%)であり、AJoではエクイティありますが、フォールドです。最低でもATsかAQoか77+が必要なようです。
B レイズ110 ボタンコール
ではボタンもオールインしてきた場合はどこまで広がるでしょうか。
なんとAJoコールになりました。
ポットオッズが良くなったからでしょうか?
A ポットオッズ(866ポットに566コール 必要勝率39.55%)
B ポットオッズ(1161ポットに566コール 必要勝率32.77%)
でもさっきでもエクイティ的にはOKでしたけどね。
ボタンの想定レンジは
AA-33 66コンボ
AK-AQ 24コンボ
AJs-ATs,KQs 9コンボ
99コンボ(7.47%)
でBBのオールインにコールで入るため、ブラフレンジはありません。
AJoさっきよりもエクイティ悪くなるのにコールするの(ΦωΦ)?
ほらAJoショーダウンでも1%しかベストハンドじゃないじゃん
なぜなんだPokerSnowie・・・
ライブなら絶対フォールドしちゃう状況なのに。
C レイズ180 ボタンフォールド
さきほどは以下のレンジでオールインしてきました。
AA-JJ、77、44-22、AK-AQ、AJo,ATo,A4o 91コンボ(6.86%)
レイズサイズを上げたので、相手としてはオッズが良くなるのでレンジは広がる?
AA-77(42)、AK-AJ(33)、ATs-A2s(27)、KQs(4) 106コンボ(7.99%)
広がりました。ただ、こちらのオッズも良くなるのでコールされたことを考慮してかより良いレンジになりました。さきほどはA4oとか44-22というレンジも入っていたのに。こちらが4ベットオールインに降りることも想定されるわけで、ブラフレンジも含まれているわけですね。
シャローになればレンジがバリュー寄りになるという原則に基づいておりますね。
推奨レンジでレイズすることでこちらのフォールドエクイティを消してバリューハンドでのオールインを強要するわけですね。でも結果、強いレンジで広くオールインされるけどどうなんだろ・・
ポットオッズ(936ポットに496コール 必要勝率34.63%)
ただエクイティは43.88%で良くなりました。相手がAブロッカーオールインでウィークAが多く含まれているため逆にエクイティが良くなっていますね。
結果、ボタンが降りてもコール出来ます。自分でオッズを上げたことでAJoのエクイティを殺さずにプレイできたということになるんでしょうかね??
D レイズ180 ボタンコール
まぁ先程コールなら今度もコールでしょう。
AA-33(66)、AK-AQ(24)、AJs-ATs,KQs(9) 99コンボ(7.47%)
↓
AA-44(60)、AK-AQ(24)、AJs・KQs(6) 90コンボ(6.79%)
そして3ウェイでのエクイティは23.44%と悪くなっています。
こちらがフォールドエクイティが少ないため、相手のバリューハンド寄りになったからですかね。
まとめ
ということでAJoのベットサイズが変わると以下のように変化しました。
Aベット110 BBAI6.86% BUf エクイティ42.29% オッズ39.55% Fold
Bベット110 BBAI6.86% BUc(7.47%) エクイティ23.92% オッズ32.77% Call
Cベット180 BBAI7.99% BUf エクイティ43.88% オッズ34.63% Call
Dベット180 BBAI7.99% BUc(6.79%) エクイティ23.44% オッズ28.7% Call
BBにとってポットオッズが上がったため、オールインレンジが広くなります。
それによりBBとのエクイティは上がり、オッズも5%弱改善されて良くなってますね。
また、ボタンがオールインしてきたときもエクイティはそんなに変わりませんが、オッズは劇的に良くなっています。
やはりPokerSnowieの推奨どおり、110の3ベットより、180のサイズの方がいい結果になることがわかりました。
いや~ライブなら刻んでオールイン来たらフォールドしちゃいそうだけどね😖
ハンドヒストリーレビュー14 PokerSnowieでの個別ハンド分析20190516
Zoomでまとめてやったハンドを一気に分析しようとするとブランダーのハンドが多すぎて、挫折してしまったため、改めて100ハンドくらい(Zoomで15分程度)やって、それごとにPokerSnowieで分析していこうと思います。
ということで2019/5/16の100ハンドです。
Overviewタブ
ERROR RATE(ベッティングラウンドごとにエラーのEVコストを合計して、プレイされたハンドで割ったもの 5,000~10,000ハンドで安定 リングでは7を狙う)
エラーレートは16.56 中級者レベルとなりました。
前回8000ハンド近くやったときとほぼ同じですね。。
BLUNDERS(選択したアクションのEV差が2BB以上のハンド)
BLUBDERS 1 ▲0.12EV
Profit and loss(Rakeはスプリットポットで若干異なる)
SDはいいですが、NSDで負けてますね・・
しかし相変わらずレーキ・・
Error details
ブランダー 1ハンド(1.0%)
エラー 19ハンド(19.0%)ありました😖
円グラフ
フロップのブランダーが大きく影響しています。
やはり、現在のプリフロップでタイトしていることによるPokerSnowieとのプリフロレンジの違いはありますが、ロスは小さなため無視していきましょう。
やはりポストフロップの技術を上げなければ。
Balance(20%超でBlunderと設定)
Call(100%超はPokerSnowieよりコールしすぎ)
プリフロップでコールが少ないようですが、これは現在プリフロップを特にタイトにしており、コールレンジを極端に狭くしているので、特段問題ないです。
しばらくはここは下に振れるでしょう。
コールレンジは特にタイトなためアクション自体が少ないですね。
これ15%の下に1って出てますけど、コールしたのが1つだったので、本当は6ハンドくらいコールすべきハンドがあって、1つしかコールしなかったので1/6で15%なんですね。でもこれだとコールすべきハンドが見にくいですね。
まぁError Detailのブランダーじゃないエラーから見ればわかるんですが。
Bet(100%超はPokerSnowieよりベットしすぎ ウィーク(ブラフ)・ストロング(バリュー) ブラフ:バリューに差がないとエクスプロイトされにくい)
フロップのストロングが打ちすぎですね。
Raise(100%超はPokerSnowieよりレイズしすぎ ウィーク(ブラフ)・ストロング(バリュー) ブラフ:バリューに差がないとエクスプロイトされにくい)
プリフロップ:ウィーク<ストロング ✕
これも少ないから他にすべきだったハンドは確認できないですね。不便。。。
Playng statsとOpponetsは、ある程度ハンド数がないと信頼性がないため、この個々のハンド分析ではやらないことにします。
1日ごとのハンド分析を積み重ねて、ある程度のハンド数(5,000~10,000)になったらスタッツ分析を行おうと思います。
個別のハンド分析
BLUNDER フロップ①
MP+2の3BBレイズにボタンからQQで1Pレイズをして、コールをもらってヘッズ
フロップチェックにベットがBLUNDERとなりました
ポットサイズはいくつにしても100%チェックが正しいアクションです
まず相手はミドルからのレイズに3ベットコールのため、レンジは
JJ-77・AQs-AJs(30+8=38) で勝ち:負け=78%:22%
ストドロ・フラドロもないため、打ってもJJ-77に降りられ、Aヒットにコールされるだけ。
ベット・レイズの意味である①ポットを大きくする②相手のエクイティをディナイするのいずれも満たしません。
ドローもないため、Aは降りないし、フロップはチェックすべきですね。
Error フロップ①
UTG KJoでレイズにBBコール
フロップドンク1bbにフォールドしています。
あとから見てもコールしてもいいかもしれませんね。バックドアストレート・バックドアフラドロありますし。
どのベットサイズでもコール頻度が高いですが、混合戦略でどちらでもいいです。
ハンドの強さ的にはめちゃ弱ですね。
相手もBBコールレンジであるため、セット・Aヒット・ フラドロ・ストドロ何でもありそうなのでオールインでも34%くらいしか降りない(ほんとか?)らしい。
打ってもコールされるためやはりチェックが有力かな。
そのくせ、ショーダウンでベストハンド100%はおかしいだろうと思いきや、
相手のレンジを見てみるとドンクするのはフラドロ・OESDなどで、KJoでも勝っているようです。
ドンク打つ前なら相手こんなにレンジ強いのに・・
自分としてはKJoでフラドロ・ストドロでリバーまでに完成ということでフロップコールするかと思いきやドンクレンジには勝っているということでコールなわけですね。勉強になります。
Error フロップ②
UTG KKレイズ、MP+2 コール ヘッズアップ
フロップ 1/4PベットがError
ハイカードが出た際には1/4ベットを打つという漠然とした感じで打ちましたが、チェック優勢でした。
ストドロも、Aヒットも小さく打っても降りませんね。
そのため下ろすために大きく打たなければならず、それでも現在97%ベストハンドならチェックすべきというのもわかります。
ではそんな相手のレンジは、
QQ-TT、AQs(18+4=22)勝ち:負け=82%:18%
であり、ますます打つ意味なさそうですね。
でもショーダウンで97%なんで勝つのかと思ったらAQsは3%あるとされているからですね。つまりホントは4コンボだけどUTGレイズにレイズせずにジャストコールするAQsは4→0.6コンボしかカウントしないよってことですね。
0.6/18.6=3.2% なので合っていますね。
ジャストコールレンジはJJ-88くらいが多いので、KKは無理せず打たずにチェックコールでいいようですね。ハイカードが落ちてエクイティをディナイされることもないですし。まぁブラフでダブルバレルされるとターンきついですが(ΦωΦ)
Error ターン①
MP+2 JJ 1/2Pレイズ
BU c
フロップ 1/4Pb これもOOPで小さく打つというのはチェックに近いのであまり意味ないことが多いですね。特にフロップも山程コールされそうなハンドありますね。44-JJ、Aハイ、Kハイ、65-54あたりのストドロなどなど。
チェックが正解ですね。
そして、打ってコールされてターンがA
今度は小さく打つならベットが100%ですが、0.5P以上打つならチェックとなります。たしかに大きく打ってコールされるのはAヒットなので分が悪いですね。
小さく打つとフラオドロやストドロもコールしてくれるのでレンジを甘いままにしとけるってことですかね。
ターンでもJJはまだまだ強そうです。
ショーダウンでも52%勝つらしいです。
相手のレンジもフロップJJ-88、AQ-AT、KQ-JTあたりなので、
ターンでは打たれてもコールするようです。ブロードウェイカードでのフラドロとかがあるからですかね?
ただ2/3Pbされてもほぼ100%コールのようです。タフ~
まとめ
100ハンドプレイした分析終わりました。
いや~100ハンドでもポストフロップで5つの検討ハンドがあったので、こうやってちゃんと分析していくと勉強してる感じありますね。
ちゃんとどうしてそういう風にプレイするのかを考えてやっていきたいですね。そのためにも改めてApplications of NLHをまとめ直したいですね。
ハンドヒストリーレビュー13 PokerSnowieハンド分析画面の解説2
引き続き、ここの左下のタブの内容についてPokerSnowieのHPで説明されている部分を確認したいと思います。
HAND RANGE
ハンドレンジはPokerSnowieがその状況で持っているだろうと考えられるハンドレンジのリストを表しています。最初のページはハンドタイプによって分かれています。
ハンドの「+」を押すと更にハンドの候補が表示されます。
似たようなハンドでまとめられています。例えば、プリフロップでのJToの12コンボは1つにまとめられ、JTsの4つは1つにまとめられています。
Combinations列は、そのグループに残っているコンボ数を表しています。プレイヤーのアクションにより、あるハンドは減らされていることもあります。プレイヤーがレイズして、PokerSnowieが20%レイズを薦めている場合、コンボは0.2倍されます。
Probability列は、レンジ全体でそのグループのハンドを持っている%を表しており、合計で100%になります。
その次はハンドタイプを表しており、一番右側はリバーでなければドロータイプを表しています。Straight(1)はガットショットドロー、Straight(2)はオープンエンドストレートドローを表しています。
列の一番上を押すと、それぞれソートできます。
ハンドが見つからない場合、PokerSnowieは素養なアクションを取らないということを表しています。
Range Advice
ここではプレイヤーが取りうるアクションのみ表示されます。フォールド・チェック・コール・ベット・レイズに区分されます。
1つを選ぶと、ハンドタイプや候補のハンドの詳細が見れます。
PokerSnowieは、1/4ポット・1/2ポット・ポット・2ポットの4つのベットサイズを持っています。選択されているのがPokerSnowieがベストと考えられるサイズですが、自分で選ぶとサイズは変えられます。
なお、この中にない場合も右上の「show all hole cards」を押すことで全てのハンドを見ることが出来ます。
STRATEGY ADVISOR
ストラテジーアドバイザーは、チェックした場合や、ベットした場合に対して相手がどう反応するか、またショーダウンになった場合に持っているハンドがベストとなる可能性についての情報を提供するツールです。特に、ホールカードが分かっていて、アクションする番である場合に使用できます。
この情報は、ハンドレンジやレンジアドバイスに基づいています。そして相手はPokerSnowieが推奨するアクションを取ることが前提となっています。
なお、これらの%はすでに判明しているこちらのホールカードを除いたカードで計算されたものです。
- Check-Raise success:
- もしこちらがチェックした場合に少なくとも1人がベットしてくる可能性
- チェックレイズをする場合に参考となる%です。
- Bet-Fold outcome:
- もしそれぞれのベットサイズでベットした場合に全員がフォールドする可能性
- ブラフを打ちたい場合、バリューをどの程度打つのかに使えます。
- Best hand at showdown:
- PokerSnowieのレンジに基づいて、今すぐにショーダウンした場合にベストのハンドを持っている可能性
なお、レンジが非常に狭くなると、アドバイザーの推奨アクションが不正確になる可能性があります。
ハンドヒストリーレビュー12 PokerSnowieハンド分析画面の解説
ここの左下のタブの内容についてPokerSnowieのHPで説明されている部分を確認したいと思います。
Evaluation Panel
現在のシチュエーションでのPokerSnowieのアドバイスを表示します。
左側でプレイヤーのアクションが正しいか悪いかランク付けされます。
ERRORは単にベストなアクションとプレイしたアクションでEVに差がある場合です。
EVの数字にマウスを当てることでEVの差をドルで表示してくれます。
右側でベットサイズを選べます。デフォルトではPokerSnowieがおすすめのベットサイズが緑となっており、すでに表示された状態になっています。全てのベットサイズではフォールド・チェックorコール・ベットorレイズに分かれています。
全てのアクションに行われるべきアクションの頻度が%で割り当てられています。
最も多いのが100%ですべきアクションが1つになるケースです。しかし、たまにミックスアクションが推奨されます。例えば、90%フォールドして、10%ブラフレイズするな土です。
右側のEVはBBで表示されています。マウスを合わせるとドル表示します。
Hand Strength
自分のハンドが、相手のレンジと比較して表示されます。
ショーダウンストレングスとベッティングストレングスは、ポットに残っている相手の数により、0.0~2.0で表示されます。
この数値化は、簡単に比べられるようにし、ブラフとしてのウィークハンドとバリューとしてのストロングハンド、そしてミディアムハンドに分けてベットやレイズを区分しやすくするために行っています。
ショーダウンストレングスは、もうベットがないとして(つまり全員がオールインになっていると仮定して)、今ポットにいる相手全員のレンジに対して、自分のハンドが、どれくらい強いか評価するものです。
1人の相手だけの特殊な場合、ショーダウンストレングスはプレイヤーのエクイティとレンジで2つに分けられます。例えば、1.2という値は60%のエクイティに相当します。相手のレンジに対してショーダウンで60%勝っているチャンスがあるということです。
ベッティングストレングスは、ショーダウンストレングスととても似ていますが、相手の降りないレンジだけを考えています。3つの区分があります。
ローバリューはウィークハンド(0.0~0.6)に分類されます。高い数値はストロングハンド(1.0以上)としています。0.6~1.0の間はミディアムストレングスとされます。
繰り返しますが、1人だけが相手の場合、1.20という値はフォールドしない場合に60%勝てるということに対応します。
ベッティングストレングスはそれぞれのベットサイズで異なります。ベットサイズが大きくなるほど、ベッティングの強さは低くなります。
ハンドヒストリーレビュー11 PokerSnowieでの個々のハンド分析5 20190428-20190506
PokerSnowieの解析結果を自信のプレイの向上につなげていきます。
以前のハンドヒストリーレビューでは、ポジションごとのスタッツを元に大きくプレイの方針を矯正しておりました。
オープンレンジやコールレンジなどをあるべきスタッツに近くするということですね。
ただ、大体あってきたので、ここからは個々のハンドを検討していきます。
- スターズでプレイ
- ある程度たまるまではプレイごとにPokerSnowieで分析
- 以前のブログで、75bb以上勝ち負けしたハンド・・や3ベットハンド・・などあったものの、PokerSnowieでEVロスが大きいハンドを特定出来るため、PokerSnowieでミス判定されたもの分析対象とする
- 1万ハンド程度でスタッツの分析(スタッツはある程度のハンド数が必要なため)
という流れでハンドヒストリーシリーズは進めていきたいと思います。
Overviewタブ
ERROR RATE(ベッティングラウンドごとにエラーのEVコストを合計して、プレイされたハンドで割ったもの 5,000~10,000ハンドで安定 リングでは7を狙う)
エラーレートは16.97 中級者レベルとなりました。
こんだけEVロスしているならプロフィットもそうなるよね。。
BLUNDERS(選択したアクションのEV差が2BB以上のハンド)
BLUBDERS率 6.3%(56÷7996×VPIP11.12%) 意外と低い?
Profit and loss(Rakeはスプリットポットで若干異なる)
レーキもエグいですが、NSDでこんなに負けているんか。
Error details
ブランダーは56ですが、軽微なロスは1071ハンドありました😖
とはいえ、もともとまずはタイトにやることを目的としていますので、本来レイズすべきハンドでしていないなどの軽微エラーも含むのでプリフロップは多くなることは予想できます。
また、エラーレートもEVロス÷ハンド数なので、これだけエラーがあるのに1.67と対してロスしておりません。
やっぱり表示される内容をしっかり理解しておくと検討が深まりますね。
ブランダーなプリフロップは3ベットポットとかオールインハンドでしょうね。
これはしっかり確認したいです。
また、エラーハンド数はターン・リバーは少ないものの、EVロスが大きいです。これはポットが膨らんでいるため、アクション・ベット額の選択のミスによるロスが大きくなるからですね。
そのため、EVロスが大きいところから充填的に検討してくべきですし、右側の軽微なエラーもフロップ以降を確認してく必要があります。
この点、下の丸グラフを見るとターンが一番大きく出ていますね。
現在のプリフロップでタイトしていることによるロスは小さなことです。
Balance(20%超でBlunderと設定)
エラーレートはロスしたEVで測定されます。しかし、エラーレートが良くても、ウィーク・ミディアム・ストロング比率はだめなことがある。このタブはプレイしたハンドのバランスを示してくれます。
Call(100%超はPokerSnowieよりコールしすぎ)
プリフロップでコールが少ないようですが、これは現在プリフロップを特にタイトにしており、コールレンジを極端に狭くしているので、特段問題ないです。
しばらくはここは下にブランダーになるでしょう。
フロップは問題ですね。
これは今までのハンドヒストリーレビューでもある通り、フロップAFが低すぎる問題と紐付いてくると思います。ターン・リバーよりフロップのAFが低く、それがうまい人のスタッツと違っていた点でした。
その原因にこのコールしすぎの88ハンドはしっかり確認しましょう。
Bet(100%超はPokerSnowieよりベットしすぎ ウィーク(ブラフ)・ストロング(バリュー) ブラフ:バリューに差がないとエクスプロイトされにくい)
フロップでのベットは結構高めですね。そうなるとフロップAFが低いのはフォールド出来ていないということが原因となりそうです。
ただ、Poker's1%などでのバリュー:ブラフ比率は、フロップ1:2、ターン1:1、リバー2:1という比率がありますが、これはPokerSnowieのアクションでおそらく考慮されているんでしょうね。
フロップ:ウィーク<ストロング ✕
強いハンドで打ちすぎていますね。降ろしすぎてしまって、稼げていないのかな?
ターン:ウィーク>ストロング ✕
今度は逆にターンではセミブラフ的なものやチェックコール狙いでチェックしているのに対してベットしすぎてバリューを取られている感じですね。
また、ミディアムなハンドで打ちすぎ、これもバリューを取られていそうです。本来はチェック回すべきなのにポットを膨らませすぎていますね。これはターンのAFが高い理由になりそうです。
リバー:ウィーク≒ストロング △
ここはどちらも低いですね。ミディアムで打ちすぎてコールされてますね。
ウィークで打てないのはSDで勝てないハンドやストロングでコールをもらうためにも必要ですがしっかり打ててません。もっとブロッカーとかを意識して打たないといけませんね。
全体を通して見ると、打ちすぎですね。特にブラフはターンでめっちゃ打っているのに滑った結果リバーでチェックして打っていないというフィッシュ丸出しなアクションを選択しております。
逆にストロングがフロップで打ちすぎて、リバーで打っていないというEVを小さくするためのようなアクションです。
そしてミディアムは常に打ちすぎており、バリューを取られていそうですね。
改めてアクションごとに内容を精査するとダサいスタッツですね。
Raise(100%超はPokerSnowieよりレイズしすぎ ウィーク(ブラフ)・ストロング(バリュー) ブラフ:バリューに差がないとエクスプロイトされにくい)
プリフロップ:ウィーク<ストロング ✕
これはレンジを絞っているからブラフは少なくなりますね。また3ベットレンジも小さくしているため、たとえば99とかレイズした方がいい場面もフォールドしているのでここも少なくなりますね。
ここはしょーがないですね。
フロップ:ウィーク<ストロング ✕
強い場合にしっかりレイズ出来ていないですね。ミディアムでもしっかりターン以降でのエクイティを消すためにもレイズしたり、相手のレンジにあってない場合にする場面で出来ていないようですね。
ここはしっかり学びたいです。
ターン:ウィーク<ストロング ✕
ミディアムでのレイズが多すぎますね。上でのミディアムでのベットも多すぎましたが、やりすぎているようです。また、セミブラフ的なハンドでレイズが出来ていないですね。
リバー:ウィーク・ストロング なし
強いハンドでしっかりレイズ出来ていないですね。びびってますね。
Playng stats
VPIP 極端にレイズ・コールレンジを狭くしているので低くなりますね。
PFR これもホールデムマネジャーのスタッツ分析では作成したレンジ通りです
AF 過去レビューでフロップAFは3.5以上にしたいのですが、やはりそこまで上がっていません。ただ、全体的にPokerSnowieとめっちゃ合ってますね。
Fold facing bet これもそんなに乖離してないですが、リバーで少し降り過ぎかもしれません。
MORE PLAYER STATS
SFSB(Saw flop from small blind)
レンジを決めているので安定しますね。
WMSF(Won money when seeing the flop)35%程度がよい
プリフロップでしっかり下ろせてないですね。
WTSD(Went to showdown)25%程度がよい
これは以前の分析のように28%で安定していますね・
WMSD(Won money at showdown)45-48%、又は、52-55%
う~むプリフロップタイトなら相手が降りてくれているということで48%でいいのかな?
ATSB(Attempt to steal blinds)
PFRレンジが狭いし、スティール出来るかで変えてないのでここも低いですね。
FSFB(Folded small blind to steal)
FBBB(Folded big blind to steal)
これらはレンジをタイトに決めているので差が出ますね。
ポストフロップで大きなミスをしないようになってからプリフロップのレンジを広げていきたいですね。
Opponets
ここで相手のスタッツをわかることで、自分のスタッツをどう変化させるかわかりそうですね。
PokerSnowieが取るべきアクションってこのあたりの相手のスタッツを考慮しているんですかね?いつでもGTO的なアクションを取るのか、ここでのPFR(レイズしすぎ)などを参考にレンジを変更しているのか・・・そこまではわからんですね。
きっと考えてくれていると思いましょう。
AF PokerSnowieよりプリフロップでのAFが低すぎる。またターンでアグレッシブ過ぎる
FSBS PokerSnowieの89.07%より低いので、降り過ぎていることもあるかもです。
ここはまたステークスが変わってくるとどう変化するかも確認したいですね。
それではいよいよ個別ハンドの分析をしてきます。
ハンドヒストリーレビュー10 PokerSnowieでの個々のハンド分析4
さて前回までで、ホールデムマネジャーから取り込んだデータがちゃんとPokerSnowieに反映されていることがわかったので、安心してPokerSnowieの解析結果を信頼したいと思います。
今までは、なんとなく「あなたのプレイは世界レベル」とかたまたま表示されたのを見て喜んでいましたが、分析結果の意味をちゃんと理解することから始めたいと思います。
Overviewタブ
PokerSnowieといういえばおなじみのこの画面。
ERROR RATE
セッションでどの程度うまくプレイ出来たか採点してくれる。これはポットの獲得に関わらずプレイヤーのスキルにのみ基づく。
エラーレートは、ベッティングラウンドごとにエラーのEVコストを合計して、プレイされたハンドで割ったものである。
5,000~10,000ハンドを取り込むとエラーレートとしては安定する。
強いプレイヤーは、リングゲームで7、ヘッズアップで5となる。経験が少なかったり、ビギナーは20を超えるレートとなる。
BLUNDERS
ブランダーは数値の高いエラーである。ブランダーに該当するかは設定で変えられる。
デフォルトではEVロスが2BBにセットされている。
画面下の「Browse these hand by」で大きなエラーへのリンクがある。
Profit and loss
Profit and Lossタブではセッションの結果の概要がわかります。
利益はレーキを無視して計算され、そこからレーキを引いています。
レーキ控除後の利益は、SDショーダウンとNSDノンショーダウンに区分されます。
(なおこのレーキの詳細は以前のブログで書いています)
pariscollection.hatenablog.com
Error details
このタブでは4つのベッティングラウンドに分けてエラーレートを表示します。どのストリートでEVをロスしているかわかります。
クリックすると各ストリートのブランダーとエラーが見れます。これはエラータイプによって自動的にフィルターされます。
Balance
エラーレートはロスしたEVで測定されます。しかし、エラーレートが良くても、ウィーク・ミディアム・ストロング比率はだめなことがある。このタブはプレイしたハンドのバランスを示してくれます。
Call
コールブロックは、プレイしたコール数とPokerSnowieがプレイした場合のコール数をベッティングラウンドごとに比較します。100%は完璧な値で、100%より多い場合はコールをし過ぎていて、100%より小さい場合は十分にコールできていない。
Bet
ベットブロックは、ベットした数とPokerSnowieがプレイした場合のベット数をベッティングラウンドごとに比較している。さらに、それをウィーク(ブラフ)・ミディアム・ストロング(バリュー)で分けている。
100%がベストで、さらに、ウィーク・ミディアム・ストロングごとに同じくらいのスコアを取ることが重要である。
100%ウィーク・100%ミディアム・100%ストロングが理想である。
しかし、150%ウィーク・150%ストロングの方が、150%ウィーク・50%ストロングよりいい。どちらもベット頻度は高いが、ウィークとストロングの比率が同じだからである。150%/50%では相手に簡単にエクスプロイトされる。
Raise
レイズブロックは、ベットブロックと同じである。
%の下の数字は、実際にプレイしたハンド数である。
リンクで飛ぶとフィルターされたハンドに飛べる。
なお、このタブの下の方にはオンラインマニュアルに乗っていない謎項目😭
しかもなぜかこのスタッツは他のデータを読み込んでも変わらない。。。
勝手にレジェンドとか言われても・・
Playng stats
プレイヤーのスタッツとPokerSnowieが同じ状況でプレイした場合のスタッツが並べて表示されます。
- VPIP(Voluntarily put money in pot)ポットに自主的にお金を入れた回数を、ハンド総数で割ったもの
- PFR(Preflop raise)プリフロップで少なくとも1度レイズ下回数を、ハンド総数で割ったもの
- Aggression factor ベットかレイズをした回数を、コールした回数で割ったもの
- Fold facing bet ベットかレイズにフォールドした回数を、ベットかレイズされた回数で割ったもの
ここで、PokerSnowieとホールデムマネジャーで数値が異なるものがあったので検証しました。
VPIPとPFRが違うという致命的な間違いがありました。
ただこれは、BBでのウォーク、いわゆる全員がフォールドした場合の取扱いがPokerSnowieとホールデムマネジャーで違いました。
BB以外でのスタッツはピッタリあっていました。
BBにおいて以下のようなアクションがあった場合、ウォークの取扱いで分母が変わるためでした。これはPokerSnowieの仕様なので仕方ないですね。
まぁウォークもハンドの1つなので、PokerSnowieの計算のほうがいい気がしますけどね。ここでもPokerSnowieのスタッツの方が上手ですね。
そしてAFは、ホールデムマネジャーでプリフロッAFがないため、全体もずれていましたが、ポストフロップは全て合っていました。
MORE PLAYER STATS
- SFSB(Saw flop from small blind)SBでフロップを見た回数を、SBにいた回数で割ったもの
- WMSF(Won money when seeing the flop)フロップを見た時に勝った回数を、フロップを見た回数で割ったもの
- WTSD(Went to showdown)ショーダウンに行った回数を、ハンド総数で割ったもの
- WMSD(Won money at showdown)ショーダウンで勝った回数を、ショーダウンしたハンド数で割ったもの
- ATSB(Attempt to steal blinds)スティールポジション(カットオフ・ボタン)にいる時に、レイズでオープンした回数
- FSBS(Folded small blind to steal)スティールポジション(カットオフ・ボタン)からのレイズにSBでフォールドした回数を、SBにいる時にスティールされそうになった回数で割ったもの
- FBBS(Folded big blind to steal)スティールポジション(カットオフ・ボタン)からのレイズにBBでフォールドした回数を、BBにいる時にスティールされそうになった回数で割ったもの
FoldFacinBetもホールデムマネジャーでは単に各ストリートでのフォールド率を持ってきているだけなので、少しズレが出ているようです。また、全体のフォールド率はないので差が出ています。
その他の指標は、スティール系がPokerSnowieではスティールポジションをCO・BTN、ホールデムマネジャーではCO・BTN・SBとしているためずれました。
これはどちらも仕様なので仕方ないですね。
その他のWMSFやWMSDは少し違いましたが、もうめんどくさくなって来ましたし、そんな差がないし、他のスタッツは合っているので、これも正として取扱いましょう(ΦωΦ)
Opponets
Playing stasタブのスタッツと同じもので、全ての対戦相手のスタッツ
これでPokerSnowieが表示してくれる内容についてはわかったので、
分析結果を元にプレイを確認していきたいと思います。
ハンドヒストリーレビュー09 PokerSnowieでの個々のハンド分析3
さて前回7997ハンドやったはずなのに、7996ハンドしか取り込まれない。
それはすでにホールデムマネジャー上でデータが欠けていたハンドだったからということでした。
昨日スターズにメールしてみましたが返ってきません😖
ということで一旦無視して再度取り込みました。
すると
あれ?
レーキが違う。。。
NetWinは▲51.00ドルで同じですが、レーキが
PokerSnowie ▲12.16ドル
ホールデムマネジャー ▲13.95ドル
と異なります。
どうなってんねん、PokerSnowie(ΦωΦ)
設定を見てもウェブで見てもレーキの設定を変えるところがありません。
ということで一旦1つのハンドでどうなるか見てみたら、、、
なんとホールデムマネジャーの設定が違う😭
スタッツの設定はRake関係は以下のものがあります。
Rake Rake
$USD Rake Rake in USDS
Rake on Winning Hands Rake on Winning Hands
このうち、選ぶべきは一番の右のRake on Winning Handsでした😭
じゃあ、Rakeとかって???
これはなんとテーブルでプリフロップでフォールドした際に誰かがプレイしてレーキを取られた場合のレーキ総額です。
つまり、Zoomでどんどん自分はフォールドしていくけど、誰かがそこでプレイしていたらそのプレイ分のレーキが反映されるのです!
・・・いらんくない?このスタッツ。。
このRakeだけ御丁寧にすべての通貨バージョンがございます。
ハンドを何個か試した結果、Rake on Winning Handsが自分の勝って取ったポットから引かれたレーキでした。
なんか多いと思ってたんだよなぁ(って実際は2ドル弱しか変わりませんが)
ということでRake on Winning Handsで比べると・・
PokerSnowie ▲12.16ドル
ホールデムマネジャー ▲12.20ドル
差額0.04ドル・・・やっぱり違うんかい。
ここまで来たからには徹底的に検証します!
ホールデムマネジャーは 2019/4/28 0:00 ~ 2019/5/6 24:00 なので、日ごとに確認していきます。
差額
2019/4/28 2088 0.00ドル
2019/4/29 527 0.00ドル
2019/4/30 508 0.00ドル
2019/5/01 806 0.00ドル
2019/5/02 2377 0.03ドル(PokerSnowie2.37ドル、ホールデムマネジャー2.40ドル)
2019/5/03 1315 0.01ドル(PokerSnowie2.33ドル、ホールデムマネジャー2.34ドル)
2019/5/06 375 0.00ドル
とりあえず差が小さい5/3から確認してみます。
1315ハンドのうち、ショーダウンまで行った25ハンドに絞ってみます。
PokerSnowie1.41ドル、ホールデムマネジャー1.42ドル
これか!
まずは差のあるハンドを特定しましょう。
A🔳K🔳のスプリットポット
レイズ0.20、フロップ0.11、ターン0.16、リバーx(0.47)
ポット0.99(BB0.05デッド含む)→レーキ0.04控除→0.95(自分0.47、相手0.48)
利益0.00 レーキ0.00
損益0のため、スタッツの表示では、ウィンも0ドルになっています。
そしてレーキも0になっています。本来は0.04取られており、これを半分にした0.02とかがレーキで表示されても良さそうですけどね。
とここでさっきいらないんじゃないと言っていたスタッツを見ると、、
レーキが表示されてる\(^o^)/ここで登場するんかい!
でもこのスタッツは自分かどうか関係なくテーブルで抜かれたレーキのはずなのに、0.04でなく0.02なのは全くもって意味がわかりませんが。
そしてこの1ハンドをPokerSnowieで取り込むとレーキ0.03となります。
う~ん、わからん。
レーキよりもレーキ前利益0.03が謎ですね。
0.03として考えられるのが、プリフロップでボタンからレイズして、SBコール、BBフォールドしているので、BB-SBの0.03が利益になったってこと?
でもSBの利益でもあるからおかしいですよね。
。。。わからん
ということで一旦、5/2のハンドを検討してみます。
2019/5/02 2377 0.03ドル(PokerSnowie2.37ドル、ホールデムマネジャー2.40ドル)
うち、チョップ 3ハンド 0.03ドル(PokerSnowie0.02ドル、ホールデムマネジャー0.05ドル)
A💎J🍀 BB0.05 レイズ0.15、フロップ0.6、ターン0.8、リバーx(1.50+0.05)
ポット3.12(SB0.02デッド含む)→レーキ0.13控除→2.99(自分1.50、相手1.49)
ホールデムマネジャー 利益▲0.05 レーキ0.00
PokerSnowie 利益▲0.05 レーキ0.00
A💗J💎 SB0.02 レイズ0.20、フロップ0.25、ターンx、リバーx(0.43+0.02)
ポット0.95(BB0.05デッド含む)→レーキ0.4控除→0.91(自分0.46、相手0.45)
ホールデムマネジャー 利益0.01 レーキ0.04
PokerSnowie 利益0.01 レーキ0.02
K🔳T🔳 BB0.05 コール0.10、フロップx、ターンx、リバーx(0.05+0.05)
ポット0.22(SB0.02デッド含む)→レーキ0.01控除→0.21(自分0.11、相手0.10)
ホールデムマネジャー 利益0.01 レーキ0.01
PokerSnowie 利益0.01 レーキ0.00
2019/5/03 1315 0.01ドル(PokerSnowie2.33ドル、ホールデムマネジャー2.34ドル)
→ショーダウン 28ハンド(PokerSnowie1.42ドル、ホールデムマネジャー1.43ドル)
→勝ち・チョップ 15ハンド(PokerSnowie1.42ドル、ホールデムマネジャー1.43ドル)
→チョップ 1ハンド(PokerSnowie0.03ドル、ホールデムマネジャー0.00ドル)
→勝ち 14ハンド(PokerSnowie1.39ドル、ホールデムマネジャー1.43ドル)
15ハンド(+0.01)=1ハンド(▲0.03)+14ハンド(0.04)
(5/3 チョップ)
A🔳K🔳 BTN レイズ0.20、フロップ0.11、ターン0.16、リバーx(0.47)
ポット0.99(BB0.05デッド含む)→レーキ0.04控除→0.95(自分0.47、相手0.48)
PokerSnowie 利益0.03 レーキ0.03 ネットウィン0.00
ホールデムマネジャー レーキ0.00 ネットウィン0.00
(5/3 勝ち:といっても3ウェイで最後2ウェイでチョップになったことでフォールドした1人のコール分が勝ちにカウントされたもの)
K💎J💗 MP コール0.20、フロップ0.31、ターンx、リバー0.45(0.96)
ポット2.17(BB0.05デッド含む)→レーキ0.09→2.08(自分1.04、相手1.04)
PokerSnowie 利益0.13 レーキ0.05 ネットウィン0.08
ホールデムマネジャー レーキ0.09 ネットウィン0.08
ということで、2019/4/28 ~ 2019/5/6 の間の0.04のレーキ差額の原因ハンドが揃いました。以下の4ハンドです。
原因のハンド の検証
それぞれのハンドのアクションから実際に正しい利益とレーキの金額を考えてみます。
(5/2)A💗J💎 SB0.02 レイズ0.20、フロップ0.25、ターンx、リバーx(0.43+0.02)
ポット0.95(BB0.05デッド含む)→レーキ0.4控除→0.91(自分0.46、相手0.45)
PokerSnowie 利益0.03 レーキ0.02 ネットウィン0.01
ホールデムマネジャー 利益0.05 レーキ0.04 ネットウィン0.01
★利益
ポット0.95(0.88+0.02+0.05) 自分0.45(0.43+0.02)、相手MP0.45
控除前返戻0.48-ベット0.45=0.03、レーキ半分0.02、ネットウィン0.01
PokerSnowie◯、ホールデムマネジャー✕
(5/2)K🔳T🔳 BB0.05 コール0.10、フロップx、ターンx、リバーx(0.05+0.05)
ポット0.22(SB0.02デッド含む)→レーキ0.01控除→0.21(自分0.11、相手0.10)
PokerSnowie 利益0.01 レーキ0.00 ネットウィン0.01
ホールデムマネジャー 利益0.02 レーキ0.01 ネットウィン0.01
★利益
ポット0.22(0.15+0.02+0.05) 自分0.10(0.05+0.05)、相手BTN0.10
控除前返戻0.11-ベット0.10=0.01、レーキ半分端数切捨0.00、ネットウィン0.01
PokerSnowie◯、ホールデムマネジャー✕
(5/3 チョップ)
A🔳K🔳 BTN レイズ0.20、フロップ0.11、ターン0.16、リバーx(0.47)
ポット0.99(BB0.05デッド含む)→レーキ0.04控除→0.95(自分0.47、相手0.48)
PokerSnowie 利益0.03 レーキ0.03 ネットウィン0.00
ホールデムマネジャー レーキ0.00 ネットウィン0.00
★利益
ポット0.99(0.92+0.02+0.05) 自分0.47(0.47+0.00)、相手SB0.47(0.45+0.02)
控除前返戻0.49-ベット0.47=0.02、レーキ半分0.02、ネットウィン0.00
PokerSnowie✕、ホールデムマネジャー✕
(5/3 勝ち:といっても3ウェイで最後2ウェイでチョップになったことでフォールドした1人のコール分が勝ちにカウントされたもの)
K💎J💗 MP コール0.20、フロップ0.31、ターンx、リバー0.45(0.96)
ポット2.17(BB0.05デッド含む)→レーキ0.09→2.08(自分1.04、相手1.04)
PokerSnowie 利益0.13 レーキ0.05 ネットウィン0.08
ホールデムマネジャー レーキ0.09 ネットウィン0.08
★利益
ポット2.17(2.10+0.02+0.05) 自分0.96(0.96+0.00)、相手SB0.96(0.94+0.02)
控除前返戻1.09-ベット0.96=0.13、レーキ半分0.05、ネットウィン0.08
PokerSnowie◯、ホールデムマネジャー✕
ホールデムマネジャーのスタッツは何を表すのか
$ Without Blinds → Amount won not includeing posted blinds
Rake on Winning Hands → Rake on Winning Hands
$ USD → Total amount won in USD
$ USD Rake → Rake in USD$
これらが、文章のまま出てくると思っていましたが、実は結構違いました。
★例1 勝ったポット
UTG(Hero)0.20レイズ、BTN0.20コール、SBフォールド、BBフォールド
フロップ0.47 (Hero)0.25、BTNコール0.25
ターン0.97 (Hero)x、BTN0.35、(Hero)コール0.35
リバー1.67 (Hero)x、BTN0.80、(Hero)コール0.80
ショーダウン ポット3.27 レーキ0.14 (Hero)3.13勝ち
控除前返戻3.27(3.20+0.02+0.05)
ベット1.60、控除前利益1.67、レーキ控除後1.53
この場合、各スタッツは、以下となります。
$ Without Blinds 1.53
(ブラインドを抜いているはずなのに0.07が入ったまま)
Rake on Winning Hands 0.14
(勝ったハンドの取られたレーキで、これは文言通り)
$ USD 1.53
(ドルで結局勝った額なので、これも文言通り)
$ USD Rake 0.07
(ヘッズなので全体レーキの0.14の半分?とはいえこのハンドは間違い)
★例2 チョップ
MP(Hero) コール0.20、フロップ0.31、ターンx、リバー0.45(0.96)
ポット2.17(BB0.05デッド含む)→レーキ0.09→2.08(自分1.04、相手1.04)
ポット2.17(2.10+0.02+0.05)自分0.96(0.96)、相手SB0.96(0.94+0.02)
控除前返戻1.09-ベット0.96=0.13、レーキ半分0.05、ネットウィン0.08
この場合、各スタッツは、以下となります。
$ Without Blinds 0.08
(ブラインドを抜いているはずなのに0.07が入ったまま)
Rake on Winning Hands 0.09
(勝ったハンドの取られたレーキですが、本来は0.05抜かれているはずですが、なぜかテーブル全額抜かれています)
$ USD 0.08
(ドルで結局勝った額なので、これは文言通り)
$ USD Rake 0.04
(ヘッズなので全体レーキの0.09の半分?とはいえこのハンドは間違い)
ホールデムマネジャースタッツまとめ
$ Without Blinds 勝ち✕、チョップ✕
→これはSB・BBで参加していないハンドでポストしたレーキを抜くため、プレイしたハンドでブラインドは抜かれていない。そのため個々のハンドではNet Winと同義
Rake on Winning Hands 勝ち◯、チョップ✕
→ウイニングハンドでのレーキとある通り、チョップでは通常のRakeと同義
$ USD 勝ち◯、チョップ◯
→いわゆるネットウィン。手元で増えたチップのため、いつでも正しい
$ USD Rake 勝ち✕、チョップ△
→テーブルで抜かれたレーキであり、勝ちの場合は全体レーキの半分しか表示されず、チョップの場合も半分表示されるが、正しい計算結果とは微妙にずれる
よって、ホールデムマネジャーではウィン・レーキ関連のスタッツから、正確なウィン・レーキはわからない。ただし、ネットウィンはいつでも正しい。
そして、PokerSnowieで取り込むとチョップで微妙な計算違いはあるものの、レーキ控除前、レーキ、レーキ控除後はほぼ正しくなる。
全体のまとめ
ということで、長々やってきたPokerSnowieとホールデムマネジャーのレーキが異なることについてまとまりました。
- PokerSnowieとホールデムマネジャーでレーキが異なるのは、スプリットポットの利益・レーキの計算が異なるためである
- PokerSnowieの「利益と損失」タブの「レーキ前利益」「レーキ」「利益統計」は、基本的に正しい
- ただし、PokerSnowieでも、スプリットポットのレーキ前利益もレーキが間違っている可能性はある。ただし、いつでも利益統計(ネットウィン)は正しい。
- ホールデムマネジャーにウィンやレーキに関するスタッツは以下のものがあるが、求めるものとはおそらく違う(通常のプレイとスプリットポットでほしいスタッツが変わるため、それぞれの合計では欲しいレーキの金額が出ない)
- ホールデムマネジャーのレーキは「Rake on Winning Hands」を原則として、一部チョップポットのレーキが異なるがそこまで影響はないため無視する
ということです。
よってこれでPokerSnowieでホールデムマネジャーのデータを取り込んで分析することは問題なさそうです。
これでやっとPokerSnowieで分析が始められそうです。
助走が長い・・・