ハンドヒストリーレビュー11 PokerSnowieでの個々のハンド分析5 20190428-20190506
PokerSnowieの解析結果を自信のプレイの向上につなげていきます。
以前のハンドヒストリーレビューでは、ポジションごとのスタッツを元に大きくプレイの方針を矯正しておりました。
オープンレンジやコールレンジなどをあるべきスタッツに近くするということですね。
ただ、大体あってきたので、ここからは個々のハンドを検討していきます。
- スターズでプレイ
- ある程度たまるまではプレイごとにPokerSnowieで分析
- 以前のブログで、75bb以上勝ち負けしたハンド・・や3ベットハンド・・などあったものの、PokerSnowieでEVロスが大きいハンドを特定出来るため、PokerSnowieでミス判定されたもの分析対象とする
- 1万ハンド程度でスタッツの分析(スタッツはある程度のハンド数が必要なため)
という流れでハンドヒストリーシリーズは進めていきたいと思います。
Overviewタブ
ERROR RATE(ベッティングラウンドごとにエラーのEVコストを合計して、プレイされたハンドで割ったもの 5,000~10,000ハンドで安定 リングでは7を狙う)
エラーレートは16.97 中級者レベルとなりました。
こんだけEVロスしているならプロフィットもそうなるよね。。
BLUNDERS(選択したアクションのEV差が2BB以上のハンド)
BLUBDERS率 6.3%(56÷7996×VPIP11.12%) 意外と低い?
Profit and loss(Rakeはスプリットポットで若干異なる)
レーキもエグいですが、NSDでこんなに負けているんか。
Error details
ブランダーは56ですが、軽微なロスは1071ハンドありました😖
とはいえ、もともとまずはタイトにやることを目的としていますので、本来レイズすべきハンドでしていないなどの軽微エラーも含むのでプリフロップは多くなることは予想できます。
また、エラーレートもEVロス÷ハンド数なので、これだけエラーがあるのに1.67と対してロスしておりません。
やっぱり表示される内容をしっかり理解しておくと検討が深まりますね。
ブランダーなプリフロップは3ベットポットとかオールインハンドでしょうね。
これはしっかり確認したいです。
また、エラーハンド数はターン・リバーは少ないものの、EVロスが大きいです。これはポットが膨らんでいるため、アクション・ベット額の選択のミスによるロスが大きくなるからですね。
そのため、EVロスが大きいところから充填的に検討してくべきですし、右側の軽微なエラーもフロップ以降を確認してく必要があります。
この点、下の丸グラフを見るとターンが一番大きく出ていますね。
現在のプリフロップでタイトしていることによるロスは小さなことです。
Balance(20%超でBlunderと設定)
エラーレートはロスしたEVで測定されます。しかし、エラーレートが良くても、ウィーク・ミディアム・ストロング比率はだめなことがある。このタブはプレイしたハンドのバランスを示してくれます。
Call(100%超はPokerSnowieよりコールしすぎ)
プリフロップでコールが少ないようですが、これは現在プリフロップを特にタイトにしており、コールレンジを極端に狭くしているので、特段問題ないです。
しばらくはここは下にブランダーになるでしょう。
フロップは問題ですね。
これは今までのハンドヒストリーレビューでもある通り、フロップAFが低すぎる問題と紐付いてくると思います。ターン・リバーよりフロップのAFが低く、それがうまい人のスタッツと違っていた点でした。
その原因にこのコールしすぎの88ハンドはしっかり確認しましょう。
Bet(100%超はPokerSnowieよりベットしすぎ ウィーク(ブラフ)・ストロング(バリュー) ブラフ:バリューに差がないとエクスプロイトされにくい)
フロップでのベットは結構高めですね。そうなるとフロップAFが低いのはフォールド出来ていないということが原因となりそうです。
ただ、Poker's1%などでのバリュー:ブラフ比率は、フロップ1:2、ターン1:1、リバー2:1という比率がありますが、これはPokerSnowieのアクションでおそらく考慮されているんでしょうね。
フロップ:ウィーク<ストロング ✕
強いハンドで打ちすぎていますね。降ろしすぎてしまって、稼げていないのかな?
ターン:ウィーク>ストロング ✕
今度は逆にターンではセミブラフ的なものやチェックコール狙いでチェックしているのに対してベットしすぎてバリューを取られている感じですね。
また、ミディアムなハンドで打ちすぎ、これもバリューを取られていそうです。本来はチェック回すべきなのにポットを膨らませすぎていますね。これはターンのAFが高い理由になりそうです。
リバー:ウィーク≒ストロング △
ここはどちらも低いですね。ミディアムで打ちすぎてコールされてますね。
ウィークで打てないのはSDで勝てないハンドやストロングでコールをもらうためにも必要ですがしっかり打ててません。もっとブロッカーとかを意識して打たないといけませんね。
全体を通して見ると、打ちすぎですね。特にブラフはターンでめっちゃ打っているのに滑った結果リバーでチェックして打っていないというフィッシュ丸出しなアクションを選択しております。
逆にストロングがフロップで打ちすぎて、リバーで打っていないというEVを小さくするためのようなアクションです。
そしてミディアムは常に打ちすぎており、バリューを取られていそうですね。
改めてアクションごとに内容を精査するとダサいスタッツですね。
Raise(100%超はPokerSnowieよりレイズしすぎ ウィーク(ブラフ)・ストロング(バリュー) ブラフ:バリューに差がないとエクスプロイトされにくい)
プリフロップ:ウィーク<ストロング ✕
これはレンジを絞っているからブラフは少なくなりますね。また3ベットレンジも小さくしているため、たとえば99とかレイズした方がいい場面もフォールドしているのでここも少なくなりますね。
ここはしょーがないですね。
フロップ:ウィーク<ストロング ✕
強い場合にしっかりレイズ出来ていないですね。ミディアムでもしっかりターン以降でのエクイティを消すためにもレイズしたり、相手のレンジにあってない場合にする場面で出来ていないようですね。
ここはしっかり学びたいです。
ターン:ウィーク<ストロング ✕
ミディアムでのレイズが多すぎますね。上でのミディアムでのベットも多すぎましたが、やりすぎているようです。また、セミブラフ的なハンドでレイズが出来ていないですね。
リバー:ウィーク・ストロング なし
強いハンドでしっかりレイズ出来ていないですね。びびってますね。
Playng stats
VPIP 極端にレイズ・コールレンジを狭くしているので低くなりますね。
PFR これもホールデムマネジャーのスタッツ分析では作成したレンジ通りです
AF 過去レビューでフロップAFは3.5以上にしたいのですが、やはりそこまで上がっていません。ただ、全体的にPokerSnowieとめっちゃ合ってますね。
Fold facing bet これもそんなに乖離してないですが、リバーで少し降り過ぎかもしれません。
MORE PLAYER STATS
SFSB(Saw flop from small blind)
レンジを決めているので安定しますね。
WMSF(Won money when seeing the flop)35%程度がよい
プリフロップでしっかり下ろせてないですね。
WTSD(Went to showdown)25%程度がよい
これは以前の分析のように28%で安定していますね・
WMSD(Won money at showdown)45-48%、又は、52-55%
う~むプリフロップタイトなら相手が降りてくれているということで48%でいいのかな?
ATSB(Attempt to steal blinds)
PFRレンジが狭いし、スティール出来るかで変えてないのでここも低いですね。
FSFB(Folded small blind to steal)
FBBB(Folded big blind to steal)
これらはレンジをタイトに決めているので差が出ますね。
ポストフロップで大きなミスをしないようになってからプリフロップのレンジを広げていきたいですね。
Opponets
ここで相手のスタッツをわかることで、自分のスタッツをどう変化させるかわかりそうですね。
PokerSnowieが取るべきアクションってこのあたりの相手のスタッツを考慮しているんですかね?いつでもGTO的なアクションを取るのか、ここでのPFR(レイズしすぎ)などを参考にレンジを変更しているのか・・・そこまではわからんですね。
きっと考えてくれていると思いましょう。
AF PokerSnowieよりプリフロップでのAFが低すぎる。またターンでアグレッシブ過ぎる
FSBS PokerSnowieの89.07%より低いので、降り過ぎていることもあるかもです。
ここはまたステークスが変わってくるとどう変化するかも確認したいですね。
それではいよいよ個別ハンドの分析をしてきます。