How To Read Hands at NO-LIMIT HOLDEM 08/20 いいプレイヤーはリバーでもブラフを打てる

PART １　ハンドリーディングのコア

ターンでのハンドリーディング

フロップでレンジを想定できるとターンのリーティングは簡単になる。

ターンは、相手のレンジを良くするかしないかのいずれか

• ドローを完成
• フロップペア→ツーペア・トリップス
• ペアができる
• セカンドドローができる（ストドロ＋フラドロがつく）
• ブランク（T98→2）

Tip14　フロップでコールして、ターンでハンドが良くなった場合、ほとんどフォールドしない

オーバーベットをしない限り、たいていコール（レイズ）される。

ターンのカードにより相手のレンジのうちどのくらいのハンドが良くなったかを計算するとよい。

Tip15　フロップのカードより弱いターンや、ボードとペアになるカードは

比較的少ないハンドしかよくしない。ストレートができるターンは多くのハンドを発展させる。

Recategorizing the Strong and Weak Fits

　ターンでコールされた相手のハンドレンジは、フロップの強いフィットと

　発展した弱いフィット・発展しない弱いフィットで構成される。

　強いフィットとはショーダウンまで行くハンドであり、弱いフォットとは

　リバーで発展しなければフォールドされるハンドである。

　ノーリミットホールデムの基礎を身に着けたならば、

　次のステップはどのように攻撃性を高めるかを学ぶこと

　フロップでCBを打つようになり、時々ターンでも継続して打ち始める

　ただ多くのプレイヤーはこの段階を超えられていない。

　いいプレイヤーはリバーにおいてもブラフを打つタイミングを探し始める。

　Tip16　ターンまでしかブラフしないことは、単にお金を捨てているだけであり、

　リバーでブラフすることで利益が生まれるような状況があることを認識するべきだ

　これは、ターンがフロップにおいて弱いフィットを発展させない場合に起きうる

　ターンで全くブラフしないことと、ターン・リバーでブラフすることのEVが

　とても近い一方で、ターンだけブラフすることは不利益になる

　この状況を見極めることでバリューが得られる

　リバーでブラフをするのなら、ターンで弱いフォットがわずかしか改善されて

　ない場合にブラフすべきである

　もしー、多くのカードでリバーが改善されるならターンでのブラフは避けるべきだ

　　　Hand Reading In Action 

　　　＄2-5　vs Nit　スタック1000

　　　Hero MP KdJd 20

　　　BU c、SB c、BB c

　　　9d9c5d（80）

　　　SB x、BB x、40、BU c、SB f、BB f

　　　9d9c5d 6h（160）

　　　85、BU c

　　　9d9c5d 6h 2h（330）

　　　x、x（7d6d）

　　　相手のフロップにおける弱いフィット　87，86，76，88，77，66，65，75

　　　はターンの6hにより全て良くなる。フロップでコールし、このターンが出て

　　　フォールドするハンドはとても少ない。

　　　他方で、相手は多くの弱いハンドをターンで作っていた場合、

　　　リバーでのブランクに対してフォールドさせられるハンドである。

　　　つまり、このハンドはターン・リバーでブラフを打つべき状況であった。

　　　あるいは、ターンでチェックするべきであった。

　　　ターンでより大局的な判断をすべきだった

　Scare Cards

　ターンは相手のハンドを良くするかしないかのいずれかである

　相手のハンドを良くしないカードは、ブランクとスケアカードに分けられる

　　ブランク：相手がヒーローのハンドを良くしないと思うカード

　　スケア：　相手がヒーローのハンドが良くなったと思うカード

　通常相手はこの本にあるようなリーディングをしないため、感情に左右される

　そのため、スケアカードであるかは相手の性格次第

　スケアカードは、相手が強いと思っているフィットを弱いフォットに変える

　AAを持っていても、ターンで3枚目のハートが落ちれば弱いフィットに変わる

　相手によってフラッシュはケアするが、ストレートでは突っ込んでくることがある

　テーブルで相手を観察すること

　2周に1回しか参加しないNitより全ハンド参加するフィッシュに集中する

　スケアカードは4つに分類される

1. オーバーカード
2. フラッシュカード
3. ストレートカード
4. ボードペア

　オーバーカードは、フロップでトップペアを持つ相手のスケアカードである

　T84でターンKは、T・JJ・QQに対してスケアになる

　フロップTPでもリバーで改善が見られない場合はフォールドを考えさせる

　ただし、オーバーカードでも相手の弱いフィットを強いフィットに変えるカードの

　可能性もある。強いフィットと弱いフィットをそれぞれ数えよ。

　そして以前として弱いフォットが多い時にベットすべきである

　A Sample Turn Thought Process

　ターンでヒットした時に考えること

• フロップでどのようなハンドにコールされたか
• そのハンドのうちどれがターンで良くなったか。どのカードがスケアカードに影響されるか
• どんなリバーが相手のレンジを向上されるか。どのようなカードが好ましいか

　$2-5 スタック+500

　EP c

　MP Hero 25

　BU c、SB f、BB c、EP c

　QhJc7c（102）

　BB x、EP x、65、BU f、BB f、EP c

　EPは何を持っているか、QかJか、ベットが大きいの2コールしたので７

　ではないかもしれない。

　AA・KKを持っていてリンプコールでベットしないのはなさそう

　TT-88はこのプレイに合致する

　オープエンドストレートドロ－、フラッシュドローを持っているかもしれない

　またはガットショットだ。ただし、ベットがすでに大きいためビッグハンドを

　持っている可能性がある。

　ツーペア・セット（QQ・JJはプリフロップレイズがあるため77）

　AcTc・Tc8cといったビッグドローもありえる

　まとめると以下の通りだ

• Q
• J
• 2枚のクラブ
• KT・T9
• QJ・77
• コンボドロー（ストドロフラドロ・トップペアフラドロ）
• TT・99・88
• AK・ATのガットショットオーバーカード
• QQ・JJ
• 98
• Q7・J7
• AA・KK

　リストの上の方は相手のアクションに合致している

　下の方はひょっとしたら持っているがアクションと整合していない

　QhJc7c　

　ターンで5dが来て良くなるのはQ5・J5だが、プリフロップでフォールド

　する可能性が高い

　ドローも進展しないため、大きくターンでベットすることでターンで

　フォールドさせられるだろう

　それ故、ターンで5dが来ると、多くのドローハンド・ジャックをフォールドする

　ことが予想され、TP以上のハンドはフォールドしなさそうだ

　ターンで7dは相手のレンジはほとんど良くなっておらず、ストドロ・フラドロの

　価値も下がることから相手のレンジを良くしない

　ターンでAdはAスートのクラブドロー・ツーオーバー・KQ・KJ・QT・JTと

　言ったハンドを良くする。そのため、相手にとっていいカードだ。

　リバーにおいてどのカードがブラフに向くのかはわからない。つまり、Aヒットで

　コールしたかもしれないし、フラドロでコールしたかもしれないし、ペアかつ

　ガットショットの可能性もある。そのため、Adはブラフには不向きなカードだ。

　相手のレンジを広く向上させるし、リバーで良くなるカードも多い。

　ターンでTはほとんどのハンドを良くする。ツーペア・ストレートドロー・

　ストレートドローからのペア・オーバーカードのストレート・セットを作る

　ターンでの9・8はTと似ているが、それほど改善するものは多くない

　しかし、フロップでもっと弱く打っていた場合は下のストレートドローが

 　レンジとして残っているので、気をつけるべきだ

　ターンでのQ・Jはペアは進展させるが、ドローにはスケアとなる

　ターンでクラブが落ちた場合にコールされるとリバーでどのカードが都合いいか

　悪いかを見極めるのが難しい

　ターンカードを見たら、以下のことを実践するのがいい

• 相手のハンドレンジをグループ分けせよ。TP・GS・ドロー等
• ターンがそれぞれのハンドにどのような影響を及ぼすか決定せよ。進展させるのか、スケアカードになっているのか
• ベットにコールされたら、どのリバーが相手のレンジを進展させるのか、スケアカードになっているのか
• 相手のレンジに多くハンドが含まれており判断が難しい場合と、相手のハンドが1種類・2種類に偏っていてリバーの判断がしやすい場合がある

How To Read Hands At No-Limit Hold'em (English Edition)

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