ディールのまにまに

1日1つだけうまくなる。テキサスホールデムポーカーに関する事項を書いていきます。Twitter @PariColle_Poker

POKER'S 1% その4

Poker's 1%: The One Big Secret That Keeps Elite Players On Top


ポーカーはハンドをプレイすることではない。
ビッグハンドを作ることでもない。
タイトに我慢強くプレイすることでもない。
相手をいじめることでもない。
テーブルで最もアグレッシブになることでもない。

他のギャンブルのゲームと同じように、ポーカーは頻度のゲームだ。
チェック・フォールド・コール・ベット・レイズのあるべき頻度がある。
これらの頻度が完璧ではなくても近づけることができる。

頻度を正しくすることがキャッシュを生むのである。

この考え方をまだ信用できないかもしれない。
しかし、残りのポーカーキャリアはこのスキルを最大限に生かすように考えるべきである。

優れたポーカー戦術は、すべてのシチュエーションであるべき頻度がわかっていることから始まる。

◆The Two Rules

  1. 相手がベットかレイズしたら、通常はコールすべきである。
  2. 一度ベットして相手がコールしたら、通常はもう一度次のストリートもベットすべきである。
これらのルールは現在の保守的なプレイヤーに対してのカウンター戦術である。

リバーで100ドルのポットに100ドルのベットがあった場合を考えよう。
コールはどれくらいですべきであろうか。

ポットオッズは1-2のため全体の33%のハンドでコールすべきである。
また相手は50%の確率でフォールドしてくれればイーブンとなる。
そのため、相手は50%以上フォールドすることがわかれば
何でもベットしてくるとエクスプロイトされるだろう。

リバーで200ドルのポットに100ドルのベットがあった場合、
あなたは1-3のオッズを得るため、コールした時に25%勝つ必要がある。
相手は1-2のベットであるため、こちらが33%で降りると利益的になる。

そのため、リバーでのハーフサイズポットベットには、67%以上でコール必要がある。

ってめちゃくちゃ多くない!?
そう、これは通常のプレイヤーと比較するとかなり多くなる。
ただし、相手のオッズ以上に降りてしまうのであれば、ハンドが何であっても
ベットするのが正当化されてしまうため、通常ポット以下のベットであればコールすべきである。

2番目のルールであるが、似たようなものである。
エースハイボードのCBにコールして、ターンでチェックした場合にハーフポットベットで
相手が2回に1回降りるのであれば、こちらはエニーハンドで利益が出るのである。

相手はなぜこのようなミスを犯すのか。
それは、ハンドのバリューで考えており、頻度で考えていないのである。

相手のベットはプリフロップレイザーのためエースをリプレゼントできると考えたのであろう。
コールされた場合はエースを持っていると予想する。
そのためブラフをやめて、チェックフォールドするのである。

事実、私がエースを持っていない場合は降りるのであれば必ず降りるのであればこれは機能する。
しかし私は大体の場合はフロップベットにコールする。

◆The Fallout
上記のルールは非常にシンプルである。
通常想定されない考え方である。

数学はこの過度なアグレッシブを支持する。
通常のタイトアグレッシブよりさらにアグレッシブなのだ。

というよりコールされた際にギブアップしすぎなのである。

例えば70%でベットする場合はA-2-2のボードと、Q-T-8では全く異なる。
A-2-2ではT9など、エアで打たなければならないことが多くなる。
一方、Q-T-8は、比較的打ちやすくA3などのエアは少なくなる。

つまり、テクスチャーが相当程度ポジションの価値をシフトさせるのである。
これによりOOPのプレイヤーがどれだけハンドを続けたいかが変わってくるのである。
しかし、テクスチャーがポジションに与える影響がわかれば、これは素晴らしいアイデアとなる。

つまり、ボードに合わないからと言ってすぐフォールドするのは間違いなのである。
そのため、幅広いテクスチャーでアグレッシブであるべきでベットし続けるべきである。

1番目のルールはハンド全体に対してタフにプレイすることである。
しかし、タイトをかなりの頻度でターン・リバーで降りることと考えているなら
タイトにプレイすべきではない。
相手がポストフロップでハーフベットした場合、ほとんどでコールかレイズすべきであり、
望みのないハンドだけフォールドすべきである。

プリフロップはタイトにプレイすべきである。
そしてプリフロップは他のストリートと比べて特殊なものである。
なぜならプリフロップは最もマルチウェイだからである。

プリフロップは多くの相手がいるためハンドを選ぶべきである。
そしてポストフロップは戦うべきである。
つまりベットし、コールされてもベットするべきであり、
相手のベットに対して簡単にフォールドしてはいけない。

そしてチェックされたらベットすべきであり、レイズされたらコールすべきである。
つまり、とてもめんどくさい人になるということである。
これが1%のプレイである。

エリートプレイヤーはベットし、簡単には降りない。
数学のゲームがそれを求めているのである。

  1. 嘘だと感じるなら$25-50のゲームを覗いてみると納得できるだろう。
  2. 分散は最大限になる。これを使うプレイヤー同士ではポットが大きくなってしまう。ただし、それによりフォールドするのを増やすのは違う。このルールに従えば分散が青天井になることはない。第一にウィンレートが上がること。第二に相手が降りすぎること。これが分散を抑えることとなる。プリフロップをきちんと選別することで最終的に洗練されたものになる。
  3. ルールはやぶれるが、それは相手が破ったときのみである。
  4. そしてこのルールは破らなくてよい。この戦術を100%出来ればリーディングはいらないのである。このルールを守ってプレイするだけで相手が自滅していくのである。

1%になりたければ、頻度を優先したプレイをすべきである。


 

 

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