POKER'S 1% その3
Poker's 1%: The One Big Secret That Keeps Elite Players On Top
◆The Frequency Game
(訳者注 Freaquenciesは頻度と訳す。周波数とも違うしちょっとカッコよくないが)
ポーカーは頻度のゲームである。
頻度に対する考え方が正しければ、48テーブルを同時に利益的にプレイできる。
オッズ、アウツ、インプライドオッズ、ハンドレンジ、バリューベット、ブラフ
しかし、頻度については考えていない。
頻度がこのゲームの真髄であるのにだ。
例えばルーレットは1-37で選んで、1-35しかペイオフされない。
しかし、この頻度が少し変わったらどうだろう。
7だけ1-33で出る場合は、7だけにかけ続ければカジノを倒せる。
このように頻度は行動を変えるのである。
このルーレットには偏りがあり、頻度が違いがアクションを変えるのである。
そして、ここが問題なのであるが、あなたはカジノを歩いていて
この偏りを見つけれるだろうか。
もし運よくルーレットの横に止まったとしよう。
数回ルーレットを見ただけで7が1-37から1-33に変化していることに気付けるだろうか。
おそらく無理であろう。
あなたがただ見ているだけでは7に落ちても何も気付かないだろう。
偏りを見つけたいのなら、注意深く目的をもって探らないといけない。
ただルーレットを見ているだけでなく、何を探しているかを明確にしないといけない。
もし利益的な機会を特定できたなら、容易にキャッシュを生むだろう。
繰り返すがルーレットを見ているだけで7の頻度が1-37から1-33に変化していることがわかるのか。
漠然と見ているだけでは気付かない変化である。
ただ、この少しの頻度の違いが勝てるか負けるかを決めるのである。
そしてもちろんポーカーもそうである。
各種イベントの頻度によって勝ち負けが決まるのである。
あなたが注意深く探らない限り勝ち負けを決める頻度を発見できないであろう。
そしてプレイヤーの99%は見つけるべき頻度を注意深く見ていないため気づけない。
注目する頻度はレイズ頻度、コール頻度、フォールド頻度の3つである。
◆Folding Frepuencies
相手のベットに対して、F30%、C60%、R10%とアクションをとるのか、
F50%、C35%、F15%とアクションをとるのかで、相手のハンドもボードも
変わっていないのに、アクションの取り方で変わってくるのである。
自分がどんなハンドを持っているかは関係ない。
相手のベットはあなたのアクションの頻度によってキャッシュを生むかが変わってくる。
あなたの頻度が相手より良ければキャッシュを生み、勝ち続ける。
ハンドを選ぶことも重要であるが、頻度が最も大事である。
多くのプレイヤーはハンドの強さを第1に考える。
ハンドの強さによってアクションを変えている。
リバーでベットされると80%降りる人は自分が何%降りているのか理解していない。
彼は、ただコールするハンドでコールしているだけなのだ。
フォールド頻度は非常に重要である。
フォールドすると相手が何を持っているかに関わらず相手の価値である。
私が相手に勝つには何を持っていようともフォールド頻度が高いポイントを
見つけてベットすればいいだけである。
多くのプレイヤーはターン・リバーでのフォールド頻度が高すぎる。
つまり頻度が高いターン・リバーでベットすれば勝てるのである。
このアクションがキャッシュゲームでお金を生むのに最も重要である。
そして何千時間プレイしてもこれに気がづいてないプレイヤーがほとんどなのである。
◆Betting Frequencies
ベット頻度も重要である。
相手のベット頻度が20%ならほとんどいいハンドでベットしているのだろう。
また、ターンでもその程度ならフロップでのオッズを追える可能性がある。
20%のベット以外は降りておけば利益が出る。
逆に100%ベットの人は、ブラフが多く含まれている。
その場合はブラフキャッチできるハンドでコールすればよい。
フロップでベットした場合、次のストリートでも一定の頻度でベットしないといけない。
多すぎても少なすぎてもいけない。
多くのプレイヤーのベット頻度はひどいものである。
多すぎるか少なすぎるかである。
このような場合はここがエクスプロイトできるポイントである。
あなたはこれらを知っている状態で探しに行けばいいのである。
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