【Playing the Player】10 PartⅠ TIGHT PLAYER この章は24回読み直そう
Part Ⅰ TIGHT PLAYER
Trait No.4 Bet-Folding
Note : The information in this section is extremely important.
Reread it two dozen times if you have to.
(この章は非常に重要であり、24回読み直しましょう。)
タイトプレイヤーはナッツ以外を好まない
ポットに少しのお金を入れた後でも弱いハンドですぐにフォールドし、
ドローを恐れたり、弱いハンドでベット額を調整する傾向にある。
これには共通の調整を取る
- ビッグベットはビッグハンドであるためコールしない
- タイトプレイヤーはコールの閾値が高く、薄いバリューベットはとれない
- ブラフはフォールド頻度が高いため、スモールかミディアムベットにしましょう
- 弱い手でプリフロップでレイズし、ターン以降でスティールする
- 決して中途半端な手でコールしてペイオフしてはいけない
- ビッグポットを争わない
プリフロップレンジを広げて、スモール・ミディアムポットを細かく勝ち取る
タイトプレイヤーの中でもTAG(タイトアグレッシブ)は少しタフである。
相手も同様の考え方のため、一段上に行く必要がある。
それがベットフォールドである
Overview
ベットフォールドは、ベットし、リレイズされたらフォールドします
プリフロップで3ベットにフォールドするつもりで4ベット
オーバーカードが出てベットし、レイズされたらフォールド
TAGはアグレッシブで頻繁にベットする一方、タイトなためフォールドも多い
頻繁にベットし、頻繁にフォールドすることを両立させるためにベットフォールドする
ベットフォールドする場面で、ベットコールすればルーズパッシブ
ベットフォールドする場面で、チェックフォールドすればニット
レイズされることで新しい情報を得たためフォールドする
これがベットフォールドです
ベットフォールドは、ルーズパッシブな相手には信じられないほど価値のあるツール
弱いハンドでコールし、強いハンドでレイズするため、こちらのバリューベットを幅広くコールする
TAGはポーカーに必要な2つのスキルを持っている
- マージナルなハンドでオーバープレイしない
- 弱いプレイヤーからエクスプロイトするためベットフォールドラインを乱用する
注意すべきは同様の方法をとってあなたからエクスプロイトしようとするプレイヤーもいること
Adjustment Summary
ベットフォールドはアンバランスなハンドレンジを構成する
アンバランスとは、アクションに基づいてこちらのハンドがわかってしまうこと
シンプルなアクションしかとらないためエクスプロイトされてしまうレンジのこと
エニハンでレイズするルーズアグレッシブなプレイヤーは何でも持っているからバランスされているわけではない。
大半のハンドがフロップと噛み合わないことを考えると中程度から弱いハンドのレンジが多すぎるため、こちらのバリューベットやレイズに対抗出来ない
反対に、ニット相手のレンジが強すぎるハンドの場合は、単純にフォールドする
バランスの取れたレンジとは弱いレンジと強いレンジがミックスされているレンジ
ストリートの最初の方では弱いレンジが多く、後半では強いレンジが残る割合になるようにすべきである
(訳者注:なお、Poker's1%にある通り、バリュー:ブラフ=フロップ1:2、ターン1:1、リバー2:1をエドミラーはお薦めしている。また、Application of No-Limit Holemでも大体近似していたはず・・)
エクスプロイトされないためには、相手のブラフを阻止するための強いハンドを、後半では相手に代償を強いるような弱いブラフレンジを持っていたい
TAGが頻繁にCbetする場合にはリレイズで対抗できる
Cbet頻度が高すぎれば弱いレンジも含まれるため、エニハンでリレイズすることでエクスプロイトできる。
相手が頻繁には打ってこない場合、ハンドリーディングが求められる。
相手の弱いベットレンジを探す必要があるが、ターン・リバーでベットサイズが少ない場合は弱いレンジである可能性が高い
また、ターンでのフラットコールはレイズより強いハンドでないことが多い
ハンドリーディングに必要な技術は、How To Read Hands at NO-LIMIT HOLDEM を読んでください
(訳者注:同書は下記のリンクから)
pariscollection.hatenablog.com
Pitfalls to Avoid
- ベットフォールドしないプレイヤーもいるため、タイトオールドプレイヤーにはこのテクニックはやめる
- ベットフォールドは、ラベリングプレイであり、レベル0や1の相手に使うのは間違い。またレベル10の相手にやることでもない。レベル2をエクスプロイトしようとしているレベル3・4に対して行うものである
- 少しうまくなってたがなぜTAGのプレイが良いかをわかっていないTAG(トップペアで相手のリバーオールインにコールしてはいけないと思っている人)に対して攻撃するのに良いテクニック
- 相手がこちらの意図を感じ取り、ブラフの頻度を減らし、チェックコールを増やし、こちらにはベットフォールドせず、他のプレイヤーに行うようになる
- 相手がアジャストした場合、コールハンドに注目し、思ったより弱かった場合はバリューベットの額を上げましょう
Who Exhibits This Trait
- TAG
TAGはノーリミットホールデムで勝つための完璧な方法であり、ベットフォールドは習得しないといけない。しかし、アジャストされるまでは最大限に利用し、それまではエッジのあるプレイを捨てる必要はない。
The Bottom Line
ベットフォールドはTAGの収益の源泉である
相手がベットフォールドしている時は徹底的にエクスプロイトできる。特定のシチュエーションで相手がチェックやコールし、強いレンジを除外出来たらレイズしよう
Playing The Player: Moving Beyond ABC Poker To Dominate Your Opponents (English Edition)
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