POKER'S 1% その6
Poker's1%: The One Big Secret That Keeps Elite Players On Top
- 相手がベットかレイズしたら、通常はコールすべきである。
- 一度ベットして相手がコールしたら、通常はもう一度次のストリートもベットすべきである。
◆Poker Pyramids Branch
ピラミッドには限界がある。
イニシアチブが変わった場合にピラミッドがわかれる。
1つは、イニシアチブをとり続けている場合と、チェックかリレイズしたことで
イニシアチブを失った場合である。
イニシアチブをとっている場合は今まで通り。
失った場合は、コールレンジピラミッドへ移行する。
ちなみにルールに従って相手がベットかレイズしたら、通常はコールする。
このコールはリレイズでもよいとすると、コールとレイズレンジは同じものとなり、
同じピラミッドとなる。
プリフロップのミドルからのレイズにコールした場合はコールピラミッド、
3ベットした場合はベットピラミッドに従う。
たまに3ベットレンジを通常入れるレンジとATo, KJo, Q3sなどを入れてしまう人がいる。
このようにするとコールされた際に70%を保つのが難しくなる。
レンジを調整することが重要である。
このベットピラミッドとコールピラミッドのバランスを取ることが
最初のステップとして最も重要である。
ベットしてボタンからコール
9d5h2c
の場合に、オーバーペアならベットするだろう。
ただ、オーバーペアでもベットピラミッドかチェックコールピラミッドに入れるかの違いがある。
KK, QQ チェックするだろう。
TT, JJ プロテクトのためにベットするだろう。
AA バリューのために3ストリートベットだろう。
55, 22 バリューのために3ストリートベット
99 チェックコール
これは、コールピラミッドにも3回コールできるに十分なハンドを入れておきたいからである。
もちろん全体としてコールピラミッドはベットピラミッドより弱いハンドである。
ただ、弱いからといってコール頻度を落としていいとはならない。
そのために、コールピラミッドにも強いハンドを入れておくのである。
◆The Big Exception
スムースなピラミッドを維持するという例外がある。
次のストリートへのポットオッズが異なる場合である。
ミドルからレイズで自分がBBの場合は通常ポットオッズがよくなるためコールできる。
フロップで相手がポットを少し下回るくらいのベットをした場合は、
これに70%コールするとジャンクハンドが入りすぎる。
ポットオッズがよければコールが正解である。
多くのプレイヤーがスモールサイズベットにフォールドしすぎである。
小さなポッドオッズベットにはコールすべきであるが降りる人が多すぎる。
また、スモールベットの後にビックベットがくると恐れている場合も、
ちゃんとコール頻度を守ることでビックベットがされることがなくなってくる。
BBチェックもプリフロップでのハンドレンジが100%近くとなるため、
フロップで70%とならなくてもよい。
ベットにボタンからコールされた場合もターンでのフォールドも30%を超えてよい。
フロップで本来捨てるべき30%のハンドでベットした時にコールされて、
ターンでチェックをする場合は、そのコールは30%以上となっても問題はない。
フロップでのベットでフロートできるものと合わせると許容できる。
逆にボタンからコールしてフロップでベットされ、ターンでもベットされた場合は
エニーハンドでやっている可能性もあるため30%以上降りるのは降りすぎである。
◆The Small Exception
ストリートごとに一定の頻度で行うべきだが、ポットオッズがストリート間で大きく違う場合、
コール頻度は大きく変わってくる。
またカードが落ちる度にこれが自分にとっていいカードなのか、相手にとっていいカードなのか
検討する必要がある。
自分に悪い場合は少し高い頻度で降りても構わない。
その分、いい場合は頻度を上げるべきである。
とはいってもこれは例外である。
基本はテクスチャーに惑わされずに、頻度に従ってプレイすべきである。
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