【Playing the Player】16 PartⅠ TIGHT PLAYER タイトプレイヤーへの対応演習No.3
Part Ⅰ TIGHT PLAYER
Tight Player Review And Exercises
Exercise No.3
- ラスベガスの水曜日午後
- $2-$4のライブゲーム
- 全員が$1000持っている
ニットがミドルからリンプし
TAGがボタンから25にリレイズ
あなたはBBでKTo
さてどうするか?
♠ ♥ ♦ ♣
3ウェイでプレイするかどうか。
どうプレイするかは、
- TAGがボタからどれくらいルーズにアイソレートしてくるか
- TAGが3ベットにどう反応するか
の考え方次第だ、
レイズにいい状況でTAGがタイトならフォールドする。
コールもKToでOOPでプレイはしたくないだろう。
しかし、TAGがニットにボタンでルーズにレイズしているなら、KToは十分戦えるハンドだろう。トップペアでブラフキャッチ、シンバリューができるハンドだ。
3ベットにTAGがコールしそうなら、AJoやKQoやスーテッドで3ベットするだろう。
KToは単にコールする
ニットはデッドマネー同然なので、あまり気にしていない。
ほとんどでフォールドするだろうし、自分が当たっていたらベットしてくる
コールすると、ニットはフォールド
フロップ 4-2-2レインボー (57)
さてどうするか?
♠ ♥ ♦ ♣
KToは相手のレンジに対して、まずまず勝っているのでプリフロップでコールした。
チェックすると相手はハーフポットを打ってきて、3:1のオッズとなる。
ボタンの通常のレンジに対してはKToは40%程度エクイティがあるので、フォールドするには強すぎる。
相手の大半はエアハンドである。ルーズなTAGのプリフロップにしめるポケットペアの割合は小さい。
- フロップでチェックレイズ。ただしあまりに見え見えすぎて、フォールドしそうにない。
- フロップでのドンクベット。即フォールドしてもらえるか、ブラフレイズをやられるかの2つ。このボードで相手に本当にレイズできるハンドをもっている可能性は小さい。そしてドンクに対してはレイズと決めているプレイヤーはある程度いる。
- フロップでチェックコール。相手がエアハンドでベットと考えるなら理に適ったプレイである。ボタンから広くプレイしている相手に対して3:1のオッズのコールが間違いとは言えない
なぜフロップでチェックコールするのか?
- ペアができるかもしれない
- ターン以降でベットフォールドさせられる状況ができるかもしれない
フロップでチェックコールした。
ターン 4-2-2 9
チェックするとベットして来た。
こんなボードで2回バリューベットしてくるハンドはあるだろうか?
ビッグペア・A9・トリップス・フルハウスなどプリフロップのレイズレンジのごく一部でしかない。つまり、本来TAGは、フロップでもターンでも相当程度チェックすべきハンドしかないはずである。
このようなボードで相手がバレルを打ち続けるなら、ターンでチェックレイズをすればいい。
ペアのあるラグフロップの留意点
- 通常どちらもフロップは当たっておらず、ペアのないカードを2枚持っている
- 普通のフロップよりハンドバリューはかなりシフトする。Aハイ・Kハイはショーダウンバリューもあり、ペアを引きに行くにもいいカード
- チキンレースのようなもので、中途半端なペアのないハンドより、信頼されるベットを先に打ち込んだものの勝ちになる
- TAGはわかりやすいベットフォールドをしてくることがある。こちらがレイズするとレンジを課題に見積もって信用してくれるからだ
- 相手のTAGがおかしそうなベットフォールドを計算に入れて、ここぞの場面で突けるようにアクションすること
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