【Playing the Player】15 PartⅠ TIGHT PLAYER タイトプレイヤーへの対応演習No.2
Part Ⅰ TIGHT PLAYER
Tight Player Review And Exercises
Exercise No.2
- ラスベガスの水曜日午後
- $2-$4のライブゲーム
- 全員が$1000持っている
ニットがアーリーから20にオープンして、COのあなたまで全員がフォールド。
ハンドはA🍀4🍀だ。さてどうするか?
♠ ♥ ♦ ♣
コールする。もちろんタイトなレンジだろうが、ポジションがあり、スーテッドAがあり、バックは1000近いスタックがある。
相手はベットサイズテルが出るだろうし、ボードが危なくなれば、ビッグコールはしないだろう。
コールして、BBもコール。
フロップ 8🍀3💗2💗(62)
ガットショット、オーバーカードのA、バックドアフラッシュ
BBはチェック。ニットは62のポットに100ベット。
さてどうするか?
♠ ♥ ♦ ♣
コールする。明らかなベットサイズテルが出ている。
現状ベストハンドであるが、まくられることを恐れている。
向こうはオーバーペアなので、レイズではなく、コールすべきだ。
フォールドするにはハンドが良すぎる。
ブラフできるカードも多くある。💗もその1つである。
相手が恐れているのはまさに💗なのである。
💗・A・5はリバーまでにどれか1枚引ける可能性は50%以上ある。
インプライドオッズもあり、相手のスケアカードが引けるかもしれない。
コールし、BBはフォールド。
ターン 8🍀3💗2💗 K🔳(262)
相手は100ベット。さてどうする?
♠ ♥ ♦ ♣
再度コールする。まだ💗・A・5の引き目がある。
バックも900近くあり、粘ってプレイできるポットオッズもある。
またベットサイズテルもあり、フロップでは下ろそうとオーバーベットしているが、
ターンではかなりスローダウンしてきた。
つまり、Kでまくられていることを心配している。相手はQQ・JJ・TTあたりで、フロップでAKにコールされたのではと恐れている。
他には、KKを持っていて、スローダウンしている可能性もあるが、
ハートドローを気にすれば、大きくベットするだろう
100で恐れているように見えるなら、なぜレイズしないのか。
それはリバーでブラフするチャンスがあるからで、リバーを待つことでコミットせざる得ない状況になる前に、さらなる情報が得られるからだ。
リバーを待つマイナス面は、QQがリバーでQをヒットさせたぐらいで、ありそうもないので、リバーでどうするか待つほうが良い。
リバー 8🍀3💗2💗 K🔳 7💗(462)
リバーは7💗で、相手はチェック
いいサイズのベットを打てば、間違いなくフォールドしてもらえる。
300程度なら、QQはフォールドしてもらえるだろう。
リバーのチェックにより相手がKを恐れていたとターンでのベットサイズテルから確信出来た。
リバーがAならフォールドされない程度に小さくベットしていただろう。
リバーが5だったら、バリューより大きめに打っていただろう。
リバーが5💗だったら、最大限のバリューベットをしていた。相手が、AA・KK・88でフラッシュを恐れてチェックコールしようとしている可能性があるからだ。
このハンドの教訓は、ニットなプレイヤに対して、ディープスタックかつIPならベットサイズテルと、ほぼ正直なベットやチェックからかなり特定のレンジまで絞り込むことができる。
ボードにドローがあれば、スケアが落ちればフロートできる可能性が高い。
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